オンキヨー、20cm径A-OMF振動板と130WクラスDアンプのサブウーファー

オンキヨー&パイオニアは、オンキヨーブランドのサブウーファー「SL-D502」を9月下旬に発売する。東京・秋葉原のONKYO BASEで9月20日～30日に先行展示も実施する。

SL-D502(B)

20cm径A-OMFモノコックウーファーユニットとクラスDアンプを搭載したアクティブサブウーファー。エンクロージャーはバスレフで、スリット型ダクトによる「アドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVE」で、量感とスピード感を兼ね備えた低音再生を実現したという。最大出力は130W(4Ω)。

ユニットのA-OMFモノコックウーファーは、PEN繊維/アラミド繊維/帆布の素材を3層構造でハイブリッド成形、センターキャップを廃して振動板を一体成型したもの。分割振動を抑え、振動板面積を拡大することで質の高い低音再現能力を向上させている。駆動には、振動板の中心と外端との中間にボイスコイルを配置するバランスドライブ構造を採用し、駆動点から振動板の各部位の距離を最短化。分割振動を排除して原信号に忠実に振幅するピストンモーション領域を大幅に拡大したという。

AERO ACOUSTIC DRIVEは、重心が低くよりハイスピードな低音を実現させたオンキヨー独自の技術。ダクトを細長いスリット形状にすることで空気の圧力を高め、重心の低いスピード感のある低音を再生する。ダクトからの風切り音などの音質に悪影響を及ぼす不要なノイズも防ぎ、低域再生範囲を拡大している。この技術の上位仕様である「アドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVE」により、ダクト部をキャビネットと別パーツにして振動干渉をさらに低減。より繊細なニュアンスの再現性を高めている。

高い電力効率のクラスDアンプを搭載し、大口径のウーファーユニットの駆動にも余裕で対応。大出力時にも正確なスピーカーユニット駆動を実現している。また、独自開発のスイッチング電源により、低ノイズとハイパワーとを両立。アンプ部の性能を最大限引き出すという。

ライン入力/出力と、プッシュ式スピーカー入力/出力を装備。周波数特性は25Hz～1.5kHz(+1dB/-3dB)、SN比は85dB。消費電力は50W。グリルネットを含む外形寸法と重量は255×465×423mm(幅×奥行き×高さ)、13.7kg。本体は防磁設計。