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虚淵玄 原案・シリーズ構成のロボットCGアニメ「OBSOLETE」、YouTubeで12月配信

「魔法少女まどか☆マギカ」や「翠星のガルガンティア」、「PSYCHO-PASS サイコパス」などを生み出してきた奇才・虚淵玄(ニトロプラス)が、原案・シリーズ構成を担当。新進気鋭のCGアニメスタジオ・武右ェ門制作による、完全オリジナルフルCGアニメ「OBSOLETE(オブソリート)」が、YouTubeにて12月に配信されることが決定。ティザービジュアルとティザー映像が公開された。

完全オリジナルフルCGアニメ「OBSOLETE(オブソリート)」
(c) PROJECT OBSOLETE

YouTubeによるオリジナルシリーズや映画、イベントを視聴できるサービス「YouTube Originals」として作られている作品。YouTube Premiumメンバー(有料会員)は、最新エピソードを広告なしで視聴でき、メンバー以外も、各エピソードが無料公開後に、広告付きで視聴できる。配信ページは、YouTubeのバンダイナムコアーツチャンネル。配信詳細は決定次第、発表される。

OBSOLETE - TEASER

この作品は、“2.5m”の意識制御型汎用ロボット「エグゾフレーム」が活躍する、現代から近未来にかけての“if”の世界を描いたリアルロボットアニメ。原案・シリーズ構成を虚淵玄が担当。

監督は、CGデザイナーとして、スタジオジブリ、サンライズエモーションスタジオを経て、2014年より武右ェ門に所属、あにめたまご2016出品作品「風の又三郎」で監督デビューした山田裕城。さらに、アニメ、ゲーム、マンガ、小説の設定考証を多数手掛け、アニメ「ヨルムンガンド」や「ドリフターズ」、「プリンセス・プリンシパル」、コミック「軍靴のバルツァー」、「貧民、聖櫃、大富豪」などでも知られる白土晴一も監督として参加。

あらすじ

2014年、突如現れた異星人は、人類に対して「交易」を要求。彼らが石灰岩の対価として地球にもたらしたのは、意識制御型汎用ロボット「エグゾフレーム」だった。

戦闘機よりも戦車よりも銃よりも安価で、誰でも簡単に乗りこなすことができる「エグゾフレーム」は、またたくまに拡散し、世界を変えていく――。

“異星人の交渉音声”

「現在、すべての電波帯域に、五種類の言語で呼びかけています。我々は政治干渉も文化交流も望みません。ただ通商のみを希望します。石灰岩1,000キログラムにつき1つ、我々のテクノロジーの産物を提供します。国家、民族、思想、その他あらゆる差違について我々は区別いたしません。すべての地球人類に、平等に、均等に、この交換条件を提案いたします」

EXOFRAME(エグゾフレーム)とは?

Enhanced Xenobiological Organic FRAME(強化型異星生物有機体構造体)の略。直立時頭長高255cm、重量269kg。

EXOFRAME
(c) PROJECT OBSOLETE

異星人との交易(石灰岩1,000kgとの交換)により、入手ができる意識性制御型汎用ロボット。異星人が「国家、民族、思想、その他あらゆる差違について我々は区別せず、すべての地球人に平等に均等にこの交換条件を提案いたします」と述べた通り、2014年以降、地球上のあらゆる場所でこの物々交換が行なわれている。

人間の意識を読み取る操作方法のため、ほとんどの人間が自分の体を動かすように「エグゾフレーム」を動かすことが出来る。動力源やどのように人間の意識を読み取っているかなど研究がおこなわれているが、人類の科学力では解明できず、システムの詳細は一切不明。