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新Fire HD 8タブレット発売。性能強化でType-C対応。“Plus”はワイヤレス充電
2020年5月13日 22:10
Amazonは、新世代の「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」タブレットを5月13日より発売開始した。出荷開始は6月3日予定で、Fire HD 8 32GBの価格は9,980円(税込)、メモリを強化し、Qiによるワイヤレス充電に対応したFire HD 8 Plus 32GBは14,980円(同)。
また、Fire HD 8にキッズコンテンツを1年間使い放題で楽しめる「Amazon FreeTime Unlimited」と専用カバーが付属する「Fire HD 8キッズモデル」も同時に発売。価格は14,980円。
Fire HD 8 32GB:9,980円(税込)
Fire HD 8 64GB:11,980円(税込)
Fire HD 8 Plus 32GB:11,980円(税込)
Fire HD 8 Plus 64GB:13,980円(税込)
Fire HD 8 キッズモデル 32GB:14,980円(税込)
'18年発売の前世代「Fire HD 8」との違いは、2GHzのクアッドコアプロセッサの採用や、メモリ容量の拡大による処理能力の30%アップとマルチタスク性能の向上。ストレージ容量の拡大など。USB Type-Cに対応し、約5時間で充電できることも新世代Fire HD 8の特徴となる。
また、Fire HD 8では、ブラック、ブルー、ホワイトの3色のカラーバリエーションが用意される。Fire HD 8 Plusはスレート(濃い灰色)のみ。
ディスプレイは、8型/1,280×800ドットのIPS液晶で、精細度は189ppi。従来モデルに比べて輝度が10%明るくなったという。メモリはFire HD 8が2GB、Fire HD 8 Plusが3GB、ストレージ容量は32GB/64GBが選択可能。別売のmicroSDカードにより、最大1TBの外部ストレージに対応する(前世代は最大400GB)。
ディスプレイサイズは変わらないが、縦横幅は大幅に見直し、幅は128mmから137mmと広く、縦は214mmから202mmと小さくなった。またフロントカメラの位置も変更されている。
これは主にタブレットを横向きにした時に、フロントカメラがより自然な位置に来るよう配慮したため。新Fire HD 8は、音声アシスタントのAlexaを使って、ディスプレイ付きのスマートスピーカーのように使える「Showモード」に対応し、この場合もより自然に使えるようになる。
フロントカメラ、リアカメラとも2メガピクセルで、720pでのビデオ録画に対応。ZoomやSkypeを使ったビデオ通話にも対応する。Dolby Atmos対応のステレオスピーカーや、ステレオミニの音声出力端子を装備する。なお、Amazon Music HDのハイレゾ楽曲も再生はできるが、16bitのCDクオリティまでの対応となる。
映画やテレビ番組、音楽、Kindle本、アプリ、ゲームなどのコンテンツを利用可能。Prime Videoの一部のタイトルやNetflix、Hulu、ABEMAなどのダウンロードに対応するほか、ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)機能を使って、同時に小画面でWebの閲覧やメールのチェックも行なえる。
またゲームプレイ中に、通知などに邪魔されない「ゲームモード」も新搭載した。
無線LANは、IEEE 802.11ac対応。Wi-Fi 6(802.11 ax)には「現在対応していない」としている。
音声アシスタントのAlexaに対応。音楽再生や動画の操作などが行なえるほか、ディスプレイを活用する「Showモード」では、動画ニュースやネットワークカメラの確認なども可能。
USB Type-C端子を備え、付属の9W充電アダプターでの充電時間は約4時間。バッテリ駆動時間は、最大12時間。Bluetoothも備えている。外形寸法は137×202×9.7mm(縦×横×厚み)、重量は355g。Type-A to Type-Cケーブルや充電器が付属する。
Fire HD 8 Plusはワイヤレス充電+Showモード
上位機のFire HD 8は、メモリを3GBに強化したほか、ワイヤレス充電の「Qi」に対応。Made for Amazon認定を取得している別売のANGREAT製ワイヤレス充電スタンドスタンドを使えば、スタンドに置くだけで充電可能となる。
さらに、ANGRAETのスタンドにFire HD 8 Plusを置くと、自動的にAlexaのShowモードに移行。Fire HD 8 PlusをEcho Showなど、ディスプレイ付きスマートスピーカーとほぼ同等に活用できる。
スタンドの単体価格は4,600円(税込)。また、Fire HD 8 Plusとスタンドのセットモデルも用意され、32GBモデル+スタンドが14,980円(税込)、64GB+スタンドが16,980円(同)。
Fire HD 8は、Amazonのほか、エディオン、コジマ、Joshin、Sofmap、PCデポ、ビックカメラ、ヤマダ電機でも6月中旬より発売予定だが、Fire HD 8 PlusはAmazon専売となる。
専用カバーはFire HD 8/HD 8 Plus兼用で、チャコールブラック、サンドストーンホワイト、プラムの4色を用意。価格は3,480円(税込)。
Fire HD 8 キッズ
Fire HD 8キッズモデルは、Fire HD 8とキッズコンテンツを1年間使い放題で楽しめる「Amazon FreeTime Unlimited」、専用カバーのセット。32GBモデルのみで、カバーのカラーがブルー、ピンク、パープルから選択可能。価格は14,980円(税込)。
カバーは、角度が調整可能なスタンド付き。FreeTime Unlimitedは、児童書、知育コンテンツ、ビデオ、ゲームなど、年齢に応じて楽しめる数千点のコンテンツを提供する定額サービスで、通常は月額980円(税込)、プライム会員が480円(同)だが、Fire HD 8 キッズモデルには1年間分の利用権が付属する。カバーを外して、通常のFire HD 8としても利用できる。
FreeTime Unlimitedには、「ディズニーゴールド絵本アナと雪の女王」、「ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星」、「恐竜(MOVE mini)」、「プリキュアオールスターズ名作えほんにんぎょひめこびとのくつや(講談社のテレビえほん)」、「かなざわしょうぎ」、「DeNAプログラミングゼミ」、「ドラえもんデジタルカラー版(1)」、「名探偵コナン歴史まんが 日本史探偵コナン1 縄文時代~原始世界の冒険者(タイムドリフター)~ (名探偵コナン・学習まんが)」、「ひみつ×戦士ファントミラージュ!ヒロインずかん」、「学習まんが はじめての日本の歴史8 天下の統一」などのコンテンツを用意。定期的に新しいタイトルが更新される。
新Fire HD 8では、ペアレントダッシュボードに対応。離れた場所からスマホやタブレットを経由でFire HD 8キッズのロックなどが行なえる。