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ドコモ、リアルと現実が融合するMRグラス「Magic Leap 1」。24.9万円で販売開始

Magic Leap 1

NTTドコモは、リアルとデジタルが融合した世界を体験できる軽量MRグラス「Magic Leap 1」を6月19日より発売する。価格は249,000円。発売に先駆け、ドコモオンラインショップにて9日10時より予約受付を開始する。

Magic Leap 1は、米Magic Leapのウェアラブルヘッドセット。空間コンピューティングを利用した、軽量・広視野角性能が特徴で、高精度な空間認識機能を備える。全国102店舗のドコモショップ5Gコーナーにて展示されている。

9つのセンサーで空間認識するLightwear、メモリやバッテリーを搭載したプロセッシングユニットLightpack、そして6方向の動きに対応したコントローラーを組み合わせて使用。Lightwearを頭部に装着することで、モニターがなくても、シームレスにデジタルコンテンツに見て触れることができる。

自宅のリビングでゲームコンテンツを利用した場合、リビングとゲームの世界を融合し、実際のリビングの壁からキャラクターが出てきたり、テーブルの上にキャラクターを置いて歩かせることができるなど、これまでにない臨場感あるインタラクティブな体験ができるとしている。

家の中での利用イメージ

法人利用では、離れた場所にいても同じ空間にいるように作業ができるため、メンバーが遠隔地からリアルタイムにファイルを共有して異なる知見を持ちあっての共同作業や、実際に体験しながらトレーニングを行なえるプログラムを使った従業員の支援などができるほか、熟練者による遠隔指導を実施するなど新たなソリューションに活用できるとする。

ビジネス利用イメージ

Lightwearの解像度は片眼あたり1.3Mピクセルで、視野角は50度。120Hzのリフレッシュレートと、1,680万以上の表示色を備える。重量は316g。

Lightpackは、システム周りを処理する3つのコアプロセッサ、アプリケーション用に3つのコアプロセッサを搭載し、最大1.7GHzの処理速度を実現。メモリーは8GBで、ストレージは128GB。バッテリーを搭載し、約3.5時間の連続使用が可能。

コントローラ、ショルダーストラップ、Fit Kit、ACチャージャ、USB-Cケーブルなどを付属する。アクセサリーとして、キャリーケース(10,300円)、PCとの接続と給電が同時に行なえるのHub(6,500円)を用意する。

また、ドコモはXR技術を活用したサービスの普及および業界全体の発展に寄与することを目的に、5月20日よりXRコンソーシアムに参画。空間コンピューティング技術と5Gの持つ高速・大容量・低遅延といった特長を活かしたエコシステムの提言や、XR市場拡大に向けた業界ルールの策定や普及活動などを積極的に行なっていくとしている。