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NUARL、N10v5Xドライバのマグネシウム合金筐体イヤフォン。3.5万円

NX1

エム・ティ・アイはNUARLブランドより、マグネシウム合金の筐体に新開発のダイナミックドライバー[N10]v5Xを搭載したイヤフォン「NX1 HDSS Hi-Res STEREO EARPHONE」を8月上旬に発売する。価格は35,000円。

小型イヤフォンシリーズ「NX3xx」より、独自の小口径ダイナミックドライバー[N6]v5Xを搭載した「NX3 HDSS Hi-Res STEREO EARPHONE」も8月上旬に発売する。価格は15,000円。

10mm径ドライバー[N10]v5X搭載でケーブル交換可能な「NX1」

NX1には、10mm径単層カーボンナノチューブ複合振動板に、7NグレードのOCC(単結晶状高純度無酸素銅線)のボイスコイルを組み合わせた独自のダイナミックドライバー[N10]v5Xを搭載。高等級ネオジム磁石をボイスコイルの内側と外側の両方に配置したデュアルマグネット磁気回路との組み合わせで、高精細でありながら豊かなサウンドとしている。

筐体にはHDSS技術を採用。筐胴は軽量ながら剛性があり、素材独自の付帯音が少ないマグネシウム合金製で、5軸CNC切削加工により、鋳造や鍛造ではできない複雑な曲線の組み合わせにすることで筐体内部での共鳴を抑制しながら、持ちやすい独自のデザインに仕上げたとする。

ドライバーの背面モジュールと筐体の前後に空気室を持たせたトリプル・チャンバー構造で、素材固有の周波数特性の乱れを整え、低域から高域までの音の響きを滑らかにするという。音道管の手前にある前室には空調穴を設け、耳穴内の空気圧を調整することで振動膜の動きをスムーズにし、HDSSの効果を高めるとしている。

イヤフォン側端子はMMCX。ケーブルには銀メッキ仕様の7NグレードのOCC8芯構成のケーブルを採用している。

再生周波数帯域は10Hz〜40kHz。インピーダンスは16Ω。感度は104±3dB。重量は約28g。イヤーピースはシリコン製の「Block Ear+」とフォームタイプの「Magic Ear+」の2種類を同梱。アルミ製イヤフォンケースなどが付属する。

【お詫びと訂正】記事初出時、“インピーダンスは32Ω”と記載しておりましたが16Ωの誤りでした。お詫びして訂正します。(11月26日)

アルミ製イヤフォンケース

6mm径ドライバー搭載の小型イヤフォン「NX3」

NX3には、昨年末に発売された完全ワイヤレスイヤフォン「N6 Pro」に搭載しているダイナミックドライバー[N6]v5に、7Nグレードの単結晶状高純度無酸素銅線のボイスコイルを組み合わせた[N6]v5Xを搭載。高等級ネオジム磁石を使用した強力な外磁型磁気回路との組み合わせにより、6mmの小口径ドライバーとは思えない豊かなサウンドを奏でるとしている。

NX3

筐胴には真鍮の中でも金管楽器に使用される配合に近い銅比率の高い黄銅を使用し、明るく張りのある音色を実現したとする。HDSS技術も採用している。

ケーブルには銀メッキ仕様の7NグレードのOCC8芯構成のケーブルを採用している。

再生周波数帯域は10Hz〜40kHz。インピーダンスは16Ω。感度は100±3dB。重量は約20g。イヤーピースはシリコン製の「Block Ear+」とフォームタイプの「Magic Ear+」の2種類を同梱。PU製イヤフォンケースなどが付属する。

PU製イヤフォンケース