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2画面Android端末「Surface Duo」、9月に海外発売
2020年8月13日 17:13
米Microsoftは、ディスプレイを2画面備えた端末「Surface Duo」の米国での予約販売を開始した。米国において店頭とオンラインで入手できるのは現地時間の9月10日から。価格は1,399ドルからとなる。
2つの「PixelSense Fusion Display」を搭載しており、360度回転ヒンジを採用。畳んだ状態で片側のディスプレイだけ使うことができるほか、広げて8.1型の大画面ディスプレイとして活用することも可能。
2画面を活かし、Microsoft Teamsのオンラインミーティングで、ひとつの画面で参加者の姿を確認しつつ、もうひとつの画面で自分のPowerPointのスライドをプレゼンしたり、Amazon Kindleアプリを開いて実際の本を読むような感覚で読書することも可能。
画面を“テントのように”立ててハンズフリーでビデオを見ることもできる。画面を縦にして、Webページや写真をスクロールすることも可能。Bluetoothコントローラとペアリングして、「Xbox Game Pass Ultimate」でゲームすることもできる。別売で「Surface Slim Pen」を購入すると、手書きでメモをとることも可能。
OSにはAndroidを採用。Office、Outlook、Teams、Edge、OneNote、OneDrive、Microsoft To Doなど、「さまざまなアプリをデュアルスクリーン用に最適化し、Windowsを拡張してAndroidスマートフォンの利用者にもより高い価値を提供しようと取り組んできた」という。
2画面を活かすために、カスタムピクセルスタックを使用。各パネルで色と輝度を高度にキャリブレーション。画面全体のピクセルを能動的に合わせる新たな製造プロセスも開発した。
独自のデジタイザーアルゴリズムにより、指で画面の継ぎ目を行き来することも考慮しており、「ひとつの画面上で操作しているような感覚になる」という。
360度回転ヒンジ内には、カスタム設計したケーブルを内蔵し、これがディスプレイを接続。「さまざまな方向に向けてもディスプレイが動作できるようになっている。また、全く新しいデュアルシステムアーキテクチャを設計し、できる限り薄くて軽いデザインでも最適なパフォーマンスとバッテリー性能を実現できるようにした」とのこと。