「WOWOW 4K」でユーロ2020や全仏オープン生放送。映画第1弾は「パラサイト」

WOWOWは20日、都内で開催された「BSデジタル20周年・新4K8K衛星放送2周年発表会」において、'21年3月に開局する「WOWOW 4K」のラインナップを発表。「スペインサッカー ラ・リーガ」や「UEFA EURO 2020 サッカー欧州選手権」、「全仏オープンテニス」、「ウィンブルドン選手権」等の試合で4K生中継(一部)を実施するほか、オリジナルドラマ「コールドケース3」や映画「パラサイト 半地下の家族」をピュア4Kで放送する。

既報の通りWOWOW 4Kは、2021年3月1日正午より放送開始する新しい4Kチャンネル。WOWOW加入者は、追加料金なし(⼀部条件あり)で視聴可能。チャンネル番号は、4KBS 191ch(リモコン番号9)。

今回の番組ラインナップは、発表会に登壇したWOWOW代表取締役社長の田中晃氏がアナウンスしたもの。

WOWOW代表取締役社長の田中晃氏

WOWOW 4K概要

田中氏は「WOWOW 4Kは、ドラマ、スポーツ、映画が3本柱。ドラマに関しては、今年4月以降に制作したオリジナル作品は全て4K制作しており、これらを順次4Kで放送する。スポーツのサッカーでは『スペインサッカー ラ・リーガ』に加え、全51試合を4K制作すると聞いている『UEFA EURO 2020』を可能な限り4Kで放送する。また我々の強みであるテニスに関しても、ウィンブルドン・全仏オープンなどの主要な試合を4Kで届ける予定だ」とコメント。

また、4K映画の第一弾として、アカデミー賞受賞作品の「パラサイト 半地下の家族」を3月に放送予定。「『パラサイト』以外にも、ハリウッド作品、国内の映画を4Kで順次放送する」とした。

編成については「ピュア4K番組は、平日夜、および土日に集中的に投下していく」とし、「少しでもお客様に4KでWOWOWのコンテンツを観たい、と思っていただけるよう、微力ながら4K放送の発展に貢献していく」と話した。

なお、ピュア4K素材とアップコン素材の放送比率について、記者から問われると「当初は、免許申請したときの目標値である30%程度がピュア4Kになるだろう。もちろん30%を超えるよう、鋭意努力していく」とコメントした。