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三省堂、日本映画作品1.9万超を収録した大事典

「日本映画作品大事典」

三省堂は、4月に迎える創業140周年を記念する企画として、「日本映画作品大事典」(山根貞男 編)を6月中旬に発売する。通常価格は47,300円。12月末日までは発売記念特別価格41,800円で購入できる。

日本映画の「作品」を対象とし、B5判、3段組(索引4段組)、1,000ページ超で構成された映画事典。執筆陣は、映画研究者、映画評論家、国立映画アーカイブ研究員など約50名。収録した監督数は約1,300、映画作品数は約19,500という、膨大な情報を集成。監督名は五十音順配列になっている。

日本映画の父と呼ばれる牧野省三「本能寺合戦」(1908年)から2018年までを対象とし、一般劇映画を中心に、記録映画、アニメーション、実験映画なども収録し、映画監督事典としても最大級の規模としている。「20年を超える歳月を費やして執筆・編集された大事典が、いよいよ完成する」とする。

日本映画作品大事典の構成(組体裁・内容は編集途上のもので、実際と一部異なる)
巻末索引(組体裁・内容は編集途上のもので、実際と一部異なる)

映画に関する情報はかなり錯綜しているが、本事典の編集では、信頼のおける基礎資料となることを目指し、紙・デジタルを問わず、できる限りさまざまな資料を精査し、流布されている諸情報の校訂、確定に努めたという。「長期にわたる執筆・編集作業の集大成として、三省堂の創業140年である2021年という節目に、満を持して上梓する運びとなりました」としている。

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