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Anker、FMトランスミッタ4製品を回収。電波法の基準値超過

Anker Roav FM Transmitter F2(左)と、スマホのアプリ画面(右)

アンカー・ジャパンは、2018年11月9日より販売開始したFMトランスミッター「Anker Roav FM Transmitter F0」が、電波法の定める基準値よりも高い電波強度だと関東総合通信局から指摘されたと発表。製品機能が類似する3製品を含めた計4製品を自主回収し、ユーザーには返金対応する。

いずれも人体に影響を及ぼしたり、他の機器を破壊する危険性はないが、他の無線局との混信や電波妨害が発生しないよう定められた基準値を上回る製品の使用は電波法により禁止されているため、当該製品を持っているユーザーには使用を止め、アンカーの特設窓口まで連絡するよう呼びかけている。

  • Anker Roav FM Transmitter F2
    製品型番:R5111 (JAN : 4571411188909)
    販売開始:2018年7月25日
  • Anker Roav FM Transmitter F0
    製品型番:R5113 (JAN: 4571411189739)
    販売開始:2018年11月9日
  • Anker Roav FM Transmitter F3
    製品型番:R5132 (JAN : 4571411180194)
    発売日:2019年2月14日
  • Anker Roav FM Transmitter T2
    製品型番:R5114 (JAN : 発行なし)
    販売開始:2020年4月15日

製品の開発段階で、電波法の定めるFM電波に関する基準、ならびに認証手続きについて誤った解釈がなされていたことが社内調査により判明したという。アンカーでは「電波/無線に係る法令の再確認を全社的に行なうと同時に、 法令遵守のための内部統制ルールの厳格化に向けた各種見直しや体制構築ならびに再発防止策の検討を迅速に進めている」という。

詳細は、アンカーの特設窓口を参照のこと。