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ハローキティのハリウッド映画は実写&アニメのハイブリッド。共同監督決定

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サンリオとワーナー ブラザース ジャパンは3日、「ハローキティ」をはじめとするサンリオキャラクター初のハリウッド映画の共同監督に、米アニメ界で高い評価を得ているジェニファー・コイルとレオ・マツダのふたりが決まったと発表した。あわせて、本作が実写とアニメのハイブリッド作品になることも明らかにした。作品の公開時期は未定。

米ワーナー・ブラザース・エンターテイメント・グループのニュー・ライン・シネマとプロデューサーのボー・フリン率いるフリン・ピクチャーが企画をすすめている作品で、ワールドワイドに公開されるハローキティ初の劇場用長編作品となる。

ジェニファー・コイル監督
PHOTO:Andrew Marlin

共同監督に選ばれたふたりは、人気の高い多くのアニメ映画・テレビシリーズで長年に渡って活躍してきた人物たち。コイル監督は、動画配信サービス「HBO Max」で配信されている「Harley Quinn(原題)」シリーズの監修を務めてきたほか、アメリカで大ヒットしているアニメシリーズ「Bob's Burgers」のうち、6シーズンで監督を担当している。

レオ・マツダ監督
PHOTO:Peter Lefevre Photography

もう一方のマツダ監督は日系ブラジル人で、デビュー作はディズニー映画「モアナと伝説の海」と併映された短編アニメ「インナー・ワーキング」で、第89回アカデミー賞短編アニメーション部門の最終選考作品にも選ばれた。そのほかに「ベイマックス」や「ズートピア」「シュガー・ラッシュ:オンライン」といったディズニー作品やドリームワークス・アニメーションの「スノーベイビー」などに携わっている。

ふたりの監督は数十人もの監督候補のなかから選出されており、本作がメジャー長編映画初監督作となる。

コイル監督は「これは人気キャラクターに息を吹き込み、ハローキティが代表する愛、友情そして共生というメッセージを広める貴重な機会でもあります。キティならではのもたらす喜びと幸せをまさに世界が必要としています」とコメント。

マツダ監督も「日系ブラジル人として小さい時から遊び心に富んだハローキティに囲まれていて、個性の大切さを教わりました。コイル氏と共にフリン・ピクチャー社、ニュー・ライン・シネマ社と一緒に世界的に愛されているキャラクターに関わる素晴らしい機会に恵まれ、そのサンリオキャラクターのストーリーをさらに発展させることができることを本当に嬉しく思います」と述べている。

なお、本作の脚本は女性脚本家チーム「ノウン・ユニバース」のリンジー・ビアが担当。ノウン・ユニバースはエグゼクティブ・プロデュースも務める。