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ハローキティ初のハリウッド映画、脚本家が決定

サンリオとワーナーブラザースジャパンは27日、「ハローキティ」初のハリウッド映画の脚本が、脚本家プロダクション「ノウン・ユニバース」のリンジー・ビア(Lindsey Beer)氏に決定したと発表した。作品の公開時期は未定。

ハローキティ
(c)1976, 2019 SANRIO CO.,LTD.

ハローキティをはじめとするサンリオキャラクター初のハリウッド映画。内容は現在企画開発中で「全世界の大人から子供まで男女を問わず楽しんでいただける作品を目指している」という。

プロデューサーは、この映画の実現化に向け5年間に渡り情熱を傾けてきたという映画製作会社フリン・ピクチャーのボー・フリン社長。米ワーナー・ブラザース・エンターテイメント傘下の映画製作会社で、「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビット」両三部作で知られるニュー・ライン・シネマとフリン・ピクチャーが製作する。

脚本家プロダクション「ノウン・ユニバース」は、リンジー・ビア氏が脚本家のニコール・パールマン(NicolePerlman)氏、ジェニーバ・ロバートソン=ドワレット(Geneva Robertson Dworet)氏とともに女性脚本家3名で2018年に共同設立、今作のエグゼクティブ・プロデュースを務める。世界配給は米ワーナー・ブラザース映画。

脚本に決定したリンジー・ビア氏

ビア氏はこれまで「トランスフォーマー/最後の騎士王」、「ゴジラVSコング(仮題)」、「MastersofTheUniverse(原題)」などの作品に携り、エグゼクティブ・プロデュースも務めた「シエラ・バージェスはルーザー」の脚本を担当。現在「The Magic Order(原題」のショーランナー、脚本、エグゼクティブ・プロデュースを務めている。

ハローキティは1974年にサンリオから誕生。翌1975年に最初の商品が発売、1976年にはサンリオの米国進出に伴い、海外での商品販売をスタートした。これまで日本国内での劇場映画、テレビアニメ等のほか米国企業製作によるテレビアニメシリーズが放送(1987年)。現在130の国と地域で年間約5万種類の商品が販売されている。