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「ジブリの大博覧会」愛知で7月。ナウシカの王蟲など展示
2021年5月27日 18:43
7月17日から9月23日までの期間、愛知県・名古屋市にある愛知県美術館でスタジオジブリの展覧会「ジブリの大博覧会~ジブリパーク、開園まであと1年。~」が開催される。
ジブリの大博覧会は2015年の愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)を皮切りに、5年間で国内全11カ所を巡回し、昨年幕を閉じたイベント。スタート地点だった“ふるさと”愛知の愛・地球博記念公園には2022年秋にスタジオジブリの世界観を表現した公園施設「ジブリパーク」が開園予定で、今回のイベントはパーク開園のプレイベントとして実施される。
大博覧会には、全国各地を彩ったすべての展示が勢ぞろいし、展示面積は6年前の約5倍に拡大。'16年の東京会場で話題となった「天空の城ラピュタ」の「空飛ぶ巨大な船」をはじめ歴代作品の飛行機械を取り上げた「スタジオジブリ 空とぶ機械達展」や、'18年の富山会場のみで公開されたガラス作品「ジブリの幻燈楼(げんとうろう)」、'19年の福岡会場から展示された「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」などが目を引く。
「空とぶ機械達展」は、「天空の城ラピュタ」のオープニングシーンに登場する「空飛ぶ巨大な船」を動く大型模型で表現。プロペラを回しながら悠然と頭上を浮遊する姿が楽しめる。そのほか「紅の豚」や「風立ちぬ」などに登場する飛行機や空飛ぶ機械も紹介される。
「ジブリの幻燈楼」は、ジブリ作品をモチーフにしたガラスのオブジェが光によって周囲に色とりどりのイメージを映し出し、幻想的な空間を演出する。スタジオジブリと富山ガラス工房、富山ガラス造形研究所が共同制作したオリジナル作品。
「王蟲の世界」は、「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲や達が住む“腐海の世界”を緻密な造形と圧倒的な迫力で立体化したもの。福岡会場で公開され大きな話題を呼んだ展示企画が、今夏のためにリニューアルして登場する。
そのほか、スタジオジブリ内にある打ち合わせ兼休憩スペースを再現した「トトロ・バー」や、スタジオジブリが世に送り出してきた映画のポスターを一堂に展示する「ポスタールーム」、歴代作品の公開当時に作られた貴重なグッズや非売品、ジブリ関連書籍などを集めた「ジブリの倉庫」なども用意される。
さらに初企画としてジブリパーク紹介コーナーも展開。パーク開園を翌年に来年秋に控え、スタジオジブリ誕生から約35年の歩みを懐かしの映画ポスターやグッズ、未公開とされた原画など豊富な資料でふり返る。
なお、今回の展示物はジブリパークに収蔵されるため、最後のお披露目となる。
入場券は日時指定予約制で、「Boo-Woo(ブーウー)チケット」ほかで販売。6月1日からは7月分、7月1日からは8月分、8月1日には9月分の入場券を販売。観覧料は一般1,900円から。詳細は公式サイトまで。