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ヤマハSACDプレーヤ「CD-S1000」にピアノフィニッシュモデル

「CD-S1000」(SP)

ヤマハは、SACD対応のCDプレーヤー「CD-S1000」に、同社グランドピアノと同じ塗装・研磨工程仕上げによる黒鏡面ピアノフィニッシュのサイドウッドを採用した「CD-S1000」(SP:シルバー/ピアノブラック)を、6月18日に発売する。価格は149,600円。サイドウッド仕上げ以外の仕様は発売中モデルと共通。

アナログ音声系統をRCA(アンバランス)接続に特化させ、左右チャンネルそれぞれの+側と-側に独立したD/Aコンバーターを搭載して変換精度を高めるとともに、オリジナルローダー採用ディスクドライブや対称コンストラクションなど、上級機の基本設計を継承したモデル。

ヤマハのグランドピアノと同じ塗装・研磨工程で仕上げたピアノブラックのサイドウッドを採用したことで、プリメインアンプのA-S1200、A-S2200と同じ仕上げになったため、組み合わせ使用にもマッチするという。

ローダーと一体設計された高剛性シャーシがCDドライブとローディングメカニズム全体をしっかり支える、ヤマハオリジナルのローダー機構を採用。信頼性の高いドライブメカニズムとのコンビネーションによって信号読み取り精度を着実に積み重ね、ディスクに刻まれた音楽の微細なニュアンスまでも余すことなく再現する。

また、高剛性・低共振とスムースな作動を追求したアルミダイキャスト製ディスクトレイを採用し、「静粛で品位あふれる操作フィーリング」が楽しめるという。

オーディオ回路用とデジタル回路用、ドライブメカニズム用、ディスプレイ用の各電源は、トランス巻線の段階で独立化。オーディオ回路用には左右独立構成のシャント方式ローカルレギュレーターも装備し、S/N感とセパレーションが向上している。

ディスクドライブは本体中央に配置され、その前後を貫く形でセンターフレームを装着した高剛性設計の対称コンストラクションを採用。右サイドにオーディオセクション、左サイドに電源セクションを置く余裕あるレイアウトと優れた重量バランス、接地を安定させ外部振動を抑える特製レッグなどにより、高純度な音質をトータルで追求している。

フロントパネルには「ピュアダイレクト」ボタンを備え、ボタンを押すと本体ディスプレイが消灯するとともに、デジタル出力回路も停止。信号経路が純化され、「アナログ音声出力の最高品位」が得られる。

対応メディアは音楽用SACDとCD。CD-R/RWに収録されたMP3/WMAファイルも再生できる。SN比は113dB以上(SACD/CD)、出力端子は光デジタルと、同軸デジタル、アナログ音声(RCA 2ch)が各1系統。外形寸法は435×440×137mm(幅×奥行き×高さ)、重量は15kg。リモコンや電源コード、長さ1.5mのステレオピンケーブルなどが付属する。