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スピルバーグら製作総指揮「OSLO」、U-NEXT独占。吹替に沢城みゆき&平川大輔
2021年6月28日 20:00
動画配信サービス「U-NEXT」は、マーク・プラット、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮で、オスロ合意の知られざる裏側を描いたHBO映画「OSLO/オスロ」を日本初、見放題で独占配信開始。新しい予告編とビジュアルを公開した。日本語吹替版キャストの沢城みゆき、平川大輔よりコメントも到着した。
「OSLO/オスロ」は、同名舞台をスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮で映画化。1993年、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)の両代表が初めて和平交渉に合意した「オスロ合意」までの知られざる実話を描いた物語となっている。
この歴史的な和平交渉を叶えたのは、1組のノルウェー人夫婦。いかにして、お互い会うことすら禁じられ、激しく敵対する両者の対話が実現したのか。なぜ夫婦は危険を顧みず、献身的に寄り添ったのか。イスラエル人、パレスチナ人、そしてノルウェー人による、スリリングな秘密裏の会合、思いもよらない友情、そして静かな勇気が描かれる。
外交官の妻と社会学者の夫のノルウェー人夫婦を演じるのは、ルース・ウィルソン(「ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤」「ミセス・ウィルソン」)と、アンドリュー・スコット(「007 スペクター」「1917 命をかけた伝令」)。
製作総指揮に、マーク・プラット(「ラ・ラ・ランド」「シカゴ7裁判」)、スティーヴン・スピルバーグ(「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」)が名を連ね、脚本に原作舞台を手掛けたJ・T・ロジャース、監督にエミー賞受賞舞台監督バートレット・シャー、撮影はヤヌス・カミンスキー(「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」)。
・本作の見どころ
人と人が言葉を尽くしコミュニケーションを試みる姿ってこんなに素敵だったっけかと…それが怒気を孕んでいようとも、対面して会話しているシーンに、コロナ禍なことも相まり、なんだか涙が出て来ました。会話劇って、人間が露わになります。ひたすら話し合いしてるだけだけど、それがこんなにも魅力的! それをいつまでも見ていたい! と思わせられる、そんな作品でした。
・モナ・ユールの役どころについて
熱く燃えているであろう心の内とはうらはらに、ポーカーフェイスで、嬉しい悲しいといった自らの感情は一切口にせず、“裏方”に徹しようとする……私からすると鉄の女と言って良いのでしょうか、背筋が伸びるような、そんな印象の女性です。しかしながら、両国に和平交渉をさせたいと思ったその初動の心の動きは、私含め多くの方が共感できるはず。しかしながら、その後実際に一歩踏み出せる人は少なかった、いなかったから歴史を作ってしまった、やはり遠い存在です。
・本作の見どころ
激しい敵対関係にあり、本来直接会うことは許されないイスラエルとパレスチナ解放機構。その代表を秘密裏に集め、和平交渉に向けた面談の場を設ける。この無謀な計画を遂行したノルウェー人夫婦がどんな想いで始め、どのように困難に立ち向かったのか。また宿敵同士は面談の場でどんな戦いを繰り広げ、「オスロ合意」に至ったのか。観終わった後、現在の両者の状況について考えるきっかけをくれるのではないかと思います。
・テリエ・ロード=ラーセンの役どころについて
妻のモナと共に、「オスロ合意」を叶えるために仲介役として奔走した男性です。イスラエルとPLOの間に挟まれた中間管理職とか、太鼓持ち的な感じに見えるシーンがあったり、「君は何もやっていない」と言われてしまうような時もありますが、彼とモナがいなければ何も始まらなかったのも事実。自身の考えや想いはあれど仲介役という裏方に徹し、全力を尽くすことができる、中身は非常にクレバーな人、という印象を受けました。