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「ひかりTV」STB配送業社から個人情報流出の恐れ。最大800万件

NTTぷららは2日、映像配信サービス「ひかりTV」のセットトップボックス(STB)などの機器配送業務を委託するNTTロジスコから、顧客の個人情報が流出した可能性があると発表した。流出した恐れのある個人情報は、氏名、住所、電話番号などで、最大で800万件を想定している。

発覚日時は7月1日9時56分で、発生場所はNTTロジスコの千葉物流センターA棟。

NTTぷららによれば、NTTロジスコにてファイルの滅失と、機器配送情報を扱うフォルダーに侵入された形跡があることを確認。個人情報漏洩の恐れがあることから調査を開始したところ、第三者による不正アクセスが判明したという。現在は、NTTロジスコに委託しているNTTぷららの配送業務および、業務処理するNTTロジスコのサーバーは全て停止している。

流出した可能性がある個人情報は、氏名、住所、電話番号、DRMID(STB番号)、基本契約番号、お客様番号。クレジットカード情報、および金融機関口座情報などの決済関連情報は一切含まれていないという。

対象の配送期間は、2009年8月13日~2021年6月28日。対象機器は、ひかりTV用STBやHDD、付属品等、ひかりTV for docomo 用STBやHDD、ISPぷらら用ルーター、スマートスピーカーのレンタル機器。

今後、個人情報の流出が明らかになった場合は、対象顧客に対し個別に書面で連絡する。NTTぷららは「新たな情報が判明しましたら、随時公式サイト上でご報告させていただきます」と案内している。