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ジブリ10作品収録のBD BOX本日発売。百瀬監督「ギブリーズ」ディスク初収録

「ジブリがいっぱい 監督もいっぱい コレクション」BD
(C) 1993 氷室冴子・Studio Ghibli・N (C) 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH (C) 2002 猫乃手堂・Studio Ghibli・NDHMT (C) 2002 TS・Studio Ghibli・NDHMT (C) 2006 Studio Ghibli・NDHDMT (C) 2010 Studio Ghibli・NDHDMTW (C) 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・Studio Ghibli・NDHDMT (C) 2014 Studio Ghibli・NDHDMTK (C) 2016 Studio Ghibli - Wild Bunch -Why Not Productions - Arte France Cinéma - CN4 Productions - Belvision - Nippon Television Network - Dentsu - Hakuhodo DYMP - Walt Disney Japan - Mitsubishi - Toho (C) 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

ウォルト・ディズニー・ジャパンは、ジブリがいっぱいCOLLECTIONから「ジブリがいっぱい 監督もいっぱい コレクション」のBlu-ray&DVDを発売した。価格はBD(VWBS7272)が55,000円、DVD(VWDZ7272)が38,500円。ともに9枚組となっている。

「宮崎駿監督作品集」「高畑勲監督作品集」に続く、スタジオジブリを築き上げた作品集の第3弾で、望月智充、近藤喜文、森田宏幸、宮崎吾朗ほか、多くの監督たちが手掛け、スタジオジブリを築き上げた名作全10作品を収録。特典として解説ブックレットが封入される。

今回のコレクションには、今までディスク収録されることのなかった百瀬義行監督作品「ギブリーズ」を初収録。2002年製作の「ギブリーズ episode2」の原形とも言える、スタジオジブリの実在する方々をモデルに描いた一風変わった作品となっている。

「ギブリーズ」(C) 2000 Studio Ghibli・HM

収録作品は以下の通り


    収録作品
  • 『海がきこえる』1993年製作(望月智充監督)
  • 『耳をすませば』1995年製作(近藤喜文監督)
  • 『猫の恩返し』2002年製作(森田宏幸監督)
  • 『ギブリーズ episode2』2002年製作(百瀬義行監督)
  • 『ゲド戦記』2006年製作(宮崎吾朗監督)
  • 『借りぐらしのアリエッティ』2010年製作(米林宏昌監督) ※≪北米版≫を追加収録(ブルーレイのみ)
  • 『コクリコ坂から』2011年製作(宮崎吾朗監督)
  • 『思い出のマーニー』2014年製作(米林宏昌監督)
  • 『レッドタートル ある島の物語』2016年製作(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督)
  • 『アーヤと魔女』2020年製作(宮崎吾朗監督)

    映像特典
  • 『ギブリーズ』(約13分)2000年製作(百瀬義行監督) ※『猫の恩返し/ギブリーズ episode2』のディスクに収録

野中晋輔執行役員 特別インタビュー

アニメーション映画『ギブリーズ』の主人公になった感想は?

キャラクターのモデルは確かに自分ですし、ジブリの実際の雰囲気も、ああいう部分は確かにあるように思いますが、描かれているエピソードは完全にフィクションなので、虚実の境目を漂っているような不思議な感じでした。なお、野中くんは主人公というわけではないのですが、確かに出てくる時間は一番長そうですね。描きやすいのかもしれません。

スタジオジブリ作品の中で、一番思い出に残る作品とその理由は?

今回のコレクションの収録作品で言えば、『耳をすませば』です。私が本格的な制作開始から完成・公開まですべて体験した初めての作品で、その頃はスタジオの建物もまだ1棟しかなく、制作現場と同じフロアで仕事をしていたので、色々新鮮でしたし、日々、映画を作っていることを感じていました。結果的に近藤喜文さんの唯一の長編監督作品となってしまいましたが、観ると近藤さんのことを思い出します。

直接的に映画制作には関わらない、法務担当としてのやりがいは? 今後やってみたい分野は?

映画やアニメーションの製作は著作権が全てのベースになっていて、何をするにも契約が必要であり、ジブリの法務の仕事は制作現場と直接つながっていて、映画制作を支えている実感があります。ジブリの場合は制作現場がすぐ隣にあるので尚更ですね。

今後やってみたい仕事というのは思いつきません。絵が描けないということもありますが、ずっと今まで、法務方面の仕事だけでなく、広報的な仕事もやってきたので、他のことを考える余裕が無い感じです。

スタジオジブリに入社以降、一番楽しかったこと、大変だったことは?

具体的なことは思いつかないのですが、そして「楽しい」とは少し違いますが、一番印象深いことは、高畑勲・宮崎駿・鈴木敏夫という人達と直に接して一緒に仕事をすることが出来たことでしょう。そしてそれは、一番大変だったことでもあるような気がします。