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ジブリ「アーヤと魔女」BD化。宮崎吾朗監督の全編3DCG作品

「アーヤと魔女」
(C) 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

今年8月に劇場公開されたスタジオジブリ初のフル3DCG作品「アーヤと魔女」が、12月1日にBD/DVD化される。価格は、BD版(PCXE.50999)が7,480円、DVD版(PCBE.56469)が5,170円。発売元はスタジオジブリ、販売元はポニーキャニオン。

BD「アーヤと魔女」 PCXE.50999 7,480円
(C) 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

監督は宮崎吾朗。劇場作品としては「コクリコ坂から」以来約10年ぶりで、最新作ではテレビシリーズ「山賊の娘ローニャ」以来6年ぶりの制作。

「アーヤと魔女」の映像化企画をはじめに発案したのは宮﨑駿監督だったが、次作「君たちはどう生きるか」の準備に入っていたため自ら手掛けることを断念。代わりに白羽の矢が立ったのが、宮崎吾朗監督だったという。宮崎吾朗監督も原作の面白さに惹かれ、さらには3DCGに挑戦してみたいという思いが引き継がれ実現に至った。

『アーヤと魔女』予告編〈12.1 ブルーレイ&DVD発売〉

原作は、“ファンタジーの女王”とも呼ばれ、スタジオジブリで映画化された「ハウルの動く城」でも知られるダイアナ・ウィン・ジョーンズで、彼女が生前に完成させた最後の作品。

映画で主人公アーヤを演じる平澤宏々路はオーディションによって抜擢。また、魔女のベラ・ヤーガに寺島しのぶ、謎の男・マンドレークに豊川悦司、黒猫のトーマスに濱田岳と、日本を代表する名優たちが競演を果たし、2020年6月にはカンヌ国際映画祭が発表した公式作品 “オフィシャルセレクション2020”の1作にも選出され、国内外で注目を浴びた。

「アーヤと魔女」
(C) 2020 NHK, NEP, Studio Ghibli

BD/DVDには、寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路、シェリナ・ムナフのキャストインタビューの他、スタッフインタビュー「アーヤと魔女をつくる」を収録。さらには、2021年6月2日から2022年5月まで開催予定の三鷹の森ジブリ美術館企画展示「アーヤと魔女展」も収録される予定。ほかにも、絵コンテ、アフレコ台本(BDのみ)、予告篇集などの映像特典を収録する。

BD版は1枚組で、DVD版は2枚組。本編時間は83分。BD収録音声は、日本語(リニアPCM 2ch、DTS-HD Master Audio 5.1ch)、英/仏/西/独/露/韓/中(Dolby Digital 5.1ch)など。

なお12月1日には、「アーヤと魔女」も収録した「ジブリがいっぱい 監督もいっぱい コレクション」も同時発売される。