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THIEAUDIO、音質調整できるハイブリッド有線イヤフォン

「Legacy 4」

ナイコムは、中国発のイヤフォンブランド「THIEAUDIO(セーオーディオ)」製品の日本市場に置ける取り扱いを開始。エントリーシリーズの有線イヤフォン「Legacy 2」と「Legacy 4」を、1月21日に発売した。価格はLegacy 2が13,178円、Legacy 4が25,278円。

THIEAUDIOは、Linsoul Audioの「クリエイティブな試み」として2019年に発足したブランド。その目標は「最高のエンジニアチームを集め、オーディオファンやプロフェッショナルのために革命的なオーディオ製品をひらめかせるためのクリエイティブなプラットフォームとして機能すること」だという。

プロジェクトごとに、その分野で最も革新的で有名なエンジニアを厳選し、製品のデザイン、エンジニアリング、製造を行なっている。日本のAmazonでは、すでにメーカーが直接販売を行なっている。

特に同ブランドから発売された平面磁気駆動ヘッドフォン「THIEAUDIO Phantom」は、世界的にも高い評価を獲得。一部では「平面磁気ヘッドフォンの新しいスタンダード」としても称賛を受けたという。

この勢いに乗って発表されたのが、「Voyager」と「Legacy」シリーズというふたつのIEM製品。Legacyシリーズは、よりオーディオファンや音楽愛好家にフィットするという。

「Legacy 2」

Legacy 2は、ダイナミックドライバー(DD)とバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを各1基ずつ搭載したハイブリッド型で、適度な硬さと反応スピードを持つオリジナル密閉型の10mm径ベリリウムダイヤフラムドライバーを低音域用に搭載。その表現が従来モデルより大幅に改善されている。中高音域用のBAドライバーには、Knowles製「ED29689」を採用している。

筐体はドライバーと新たな音響学に基づいて設計されており、「前人未到の低音域表現力にて音楽を再現する」という。

再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は108dB、インピーダンスは32Ω。付属のケーブルはOCCケーブルで、長さは約1.2m・入力端子は3.5mmステレオミニ、イヤフォンとのコネクターは0.78の2pin。ケーブルを含めた重さは26g。3サイズ(S/M/L)のイヤーピースやイヤフォンケースなどが付属する。

Legacy 4は、低音域に7mm径のポリマーダイナミックドライバーを組み込み、中音域にKnowles製「ED29689」、高音域と超高音域に複合Bellsing BAドライバーを採用した3BA+1DD構成のハイブリッド型。再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は105dB±0.5dB、インピーダンスは9.4Ω。

スイッチチューニングシステムのセッティング図

チューニングは、10年以上の経験を持つエンジニアが担当。スイッチチューニングシステムも装備しているため、ユーザー自身でサウンドを調整することもできる。同システムでは低音と中音のサウンドを調整できる。

フェイスプレートデザインの文様はランダム

シェルとフェイスプレートの素材は、ドイツから輸入された医療用の天然樹脂を採用。それだけでなく、シェルとフェイスプレートは3Dプリンターで製造され、フェイスプレートデザインの文様はランダムのため、それぞれの個体は唯一無二の存在となる。

ケーブルは7N銅を使った7N-0CC 4芯カスタム。長さは約1.2m。プラグは3.5mmステレオミニで、イヤフォンとの接続プラグは0.78mmの2pinコネクター。3サイズ(S/M/L 各2ペア)のイヤーピースやイヤフォンケース(大)、ケース(小)、チューニングスイッチ用ピンなどが付属する。ケーブルを含めた重さは26g。