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フジ、「ラーメン二郎」を一代で築いた“総帥”に密着。30日深夜

フジテレビ公式サイトより

フジテレビは、人気ラーメン店「ラーメン二郎」と、創業者である山田拓美氏の実像に迫るドキュメンタリー「ラーメン二郎という奇跡 ~総帥・山田拓美の“遺言”~」を、3月30日の24時55分から関東ローカルで放送する。

1989年10月の放送開始以来、“NONFIX”(固定していない)の精神で、本質を追求するドキュメンタリー番組「NONFIX」での放送。30日放送分では、絶大な人気を誇りながらも、かたくなに取材拒否を貫いてきたラーメン店を取り上げる。

店の創業は1968年。目黒区の都立大学駅近くに店を構え、'70年代に入り港区三田の慶應義塾大学のすぐ近くへと移転。それ以来、慶應生のソウルフードとして愛されると同時に、その唯一無二の味は多くの人を魅了し続けている。支店も次々と増え、今や都内を中心に42店舗が存在。その全てが連日大行列を作るなど、ラーメン二郎は50年以上に渡り絶大な人気を誇る。

その人気はラーメン界に留まらず、芸能人やスポーツ選手、政治家など、各界にファンを公言する者も多く、もはや社会現象となっているが、そんなラーメン二郎の大きな特徴の一つが徹底的に「取材拒否」を貫いていること。これだけの人気を誇りながらも、多くの部分がベールに包まれ、謎に満ちている。

今回は、ラーメン二郎の創業者で、ファンからは“総帥”の呼び名で愛されている山田氏が、'19年2月に慶應義塾大学の特選塾員に選任されたことを記念し、その人柄と功績を形に残すことを目的として、特別に番組が制作されることになった。そのため、ラーメン二郎は今後も取材については従来どおり断るという。

番組では、ラーメン二郎を一代で築き上げ、今なお店に立ち続ける“生きる伝説”である山田氏に対して、5時間以上に及ぶインタビューを敢行。現在79歳の山田氏が語るその人生は波乱万丈で、まるでひとつのドラマを見ているかのような錯覚に陥るという。

山田氏のインタビュー以外にも、ラーメン二郎三田本店の仕込みから片付けまで、営業の様子に丸一日密着。また弟子や妻へのインタビュー、常連客と山田氏の交流など、あらゆる角度からラーメン二郎に迫ることで、その魅力がこれまでベールに包まれていた秘密を明らかにしていく。

そのほか、'20年2月に行なわれた山田氏の喜寿を祝うパーティも撮影。このパーティーは、山田氏の喜寿を祝うと共に、特選塾員に選ばれたことも祝うために開かれたもので、慶應義塾大学と「ラーメン二郎」、それぞれの関係者が1,000名近くも駆け付ける事態となった。そんな伝説のパーティーの貴重な映像も今回“初”公開となる。