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フィルムカメラをiPhoneで“デジカメ化”するキット

「デジスワップ」

ファイヤーワークスは、往年のフィルムカメラをiPhoneと専用アタッチメント、アプリを組み合わせてデジタルカメラにアップサイクルするという「デジスワップ」を、クラウドファンディングサイトのきびだんごとGREEN FUNDINGで発売した。価格は専用アダプターが早期応援購入価格で27,500円。ライカM2、M3用アダプターは応援購入価格で8,800円。専用アプリは別売りで、AppStoreから5,980円でダウンロードできる。

専用アダプター
装着例

フィルムカメラの操作感はそのままに、簡単にデジカメ化ができるもの。さまざまなフィルムカメラに対応し、静止画だけでなく動画撮影もできる。撮影した画像や動画はスマートフォンに保存されるため、簡単にSNSへの投稿や共有ができる。

「時代の流れや、 環境の問題から置き去りにされるフィルムカメラをなんとか気軽に使える様にしたい」という思いがあり、「ハッセルブラッド500cのファインダーをスマートフォンで撮影したら感じよく撮影できたこと」をきっかけに、2021年1月より開発をスタート。独特のシャッター音、絞りやシャッタースピードを設定する感覚はそのままに、アプリケーションはフィルム役に徹することで「露光している感を再現した」という。

Leicaflex SL2に装着したところ

フィルムカメラの裏蓋(フィルムを装填する部分)を外して、専用のアタッチメントを三脚ネジを利用して装着。アタッチメントに専用アプリをインストールしたスマホを取り付けることで撮影準備が完了する。「フィルムカメラ特有の雰囲気のある写真はもちろん、8ミリの様なアートな動画の撮影も可能」という。アダプターはiPhoneX~iPhone 13 Pro Maxで利用可能。取り付け可能機種はCanon New F1やNikon F、F2、FM2、PENTAX LX、OLYMPUS OM-1など。

アプリではシャッタースピードやISO感度、FPS設定が可能(iPhoneの機種に依存)。4K動画や、3,840×2,160ドット(829万画素)の静止画撮影ができる。

「デジスワップ」撮影見本