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SPEC、電源別筐体で木材を活用したDAC「RMP-DAC3」

RMP-DAC3

SPECは、電源を別筐体としたDAC「RMP-DAC3」を8月8日に発売する。価格は418,000円。

DACチップにはESSのSABRE「ESS9038 PRO」を搭載。サンプリングレートは最大PCM 384kHz/32bit、DSD Native 256(11.2MHz)に対応。「ダイナミックで高解像度の音質を再現する」という。

USB段は、LDO超低ノイズ定電圧ICを用いたグラウンドカットのアイソレート回路構成とし、パソコンからのノイズ流入に配慮。アナログ電源部には、オーディオ専用でソース機器用(小容量)に新規開発された、ニチコン製の電解コンデンサー「響一(ひびきいち)」を使っている。

RMP-DAC3

電源部分には専用のRコアトランスを採用。別筐体とすることで、トランスからのノイズを完全に遮断、「繊細な音質と空間表現が実現する」という。

さらに、アンプ開発で培った響きの美しい天然木を用いた底面構造を採用。底面に取り付けられたウッドパネルは、バイオリンと同じスプルース材を使用。「音楽信号とともに振動して、豊かな音色とエネルギー感を再現する」という。

ウッドスパイクには北海道産のイタヤカエデを使用し、中央部にヒッコリーを埋め込んだハイブリッド構造。接地面は球状で、筐体全体を点で支えることで、「音楽を奏でるボディーの構造」を実現したという。

底面

入力端子はAES/EBU、同軸デジタル、光デジタル、USB-A/B。出力は、RCAアンバランス、XLRバランスを搭載する。外形寸法は本体部が215×299×82mm(幅×奥行き×高さ)、電源部が215×273×122mm(同)。重量は本体部が3kg、電源部が4kg。