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P.A.WORKS「お仕事シリーズ」新劇場アニメ、11月公開。ウイスキー題材
2023年4月28日 12:32
DMM.comは、P.A.WORKSが手掛ける「お仕事シリーズ」最新作の劇場版オリジナルアニメーション「駒田蒸留所へようこそ」を、2023年11月に公開する。同作は、2023アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門への正式出品も決まっている。あわせてティザービジュアルや特報、キャスト・スタッフ情報なども発表された。
「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「白い砂のアクアトープ」など、“働くこと”をテーマに日々奮闘するキャラクターを描いてきた「お仕事シリーズ」。その最新作が劇場版アニメ「駒田蒸留所へようこそ」として公開される。配給はギャガ。
世界でも注目されるジャパニーズウイスキーの蒸留所を舞台に、先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ・るい)が、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で原酒を失い製造できなくなった、「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキー「KOMA」の復活を目指し日々奮闘する物語を描く。
ティザービジュアルは、倒壊したウイスキー貯蔵庫を建て直すために立ち上がるヒロイン・琉生の後ろ姿が印象的なデザイン。特報映像は、これまでの「お仕事シリーズ」を辿りつつ、「駒田蒸留所へようこそ」という琉生のセリフが印象的な内容となっている。
キャストは、かつての名ウイスキー復活に奮闘する蒸留所の跡取り娘・琉生役を早見沙織が担当。琉生の蒸留所の取材に訪れる、やりたいことも見出せず職を転々としてきたニュースサイトの記者・高橋光太郎を小野賢章が演じるほか、内田真礼、細谷佳正など、豪華声優陣が出演する。
監督は、「東のエデン」の副監督や「有頂天家族」の監督を務めた吉原正行氏。キャラクター原案は高田友美氏、キャラクターデザイン、総作画監督は川面恒介氏で、脚本は「ソードアートオンライン」「物語」シリーズなどを手がけた中本宗応氏と木澤行人氏、音楽は「ラブライブ! サンシャイン!!」や「Dr.STONE」などの加藤達也氏が担当する。
メインキャストや吉原監督、P.A.WORKSの堀川憲司代表取締役のコメントも発表されており、早見は「琉生は、実家の蒸留所を継ぎ立て直しを図るのですが…いろんなことが起こる日々、その中で彼女なりに懸命に奮闘していきます。仕事について、人との関わりについて、家族について、考えさせてくれる優しいお話です」とコメント。
小野も「普段、何気なく口にしているお酒。これはどんな人がどんな想いで作っているんだろう…。ふと考えることはあるけれど、なかなか調べるところまではいきません。この映画を通して、蒸留所の人たちの想いが届けばと思っています。観た後はきっと、いつもよりお酒が美味しく感じるはずです」と語っている。
同作が正式出品されるアヌシー国際アニメーション映画祭は、6月11日~17日にフランス南東部の都市アヌシーで開催されるもの。1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立して設立された。今年は国内外112か国3,380作品の中から選ばれた202作品が正式上映される。創設から60年を超える歴史ある映画祭で、アニメーション映画祭としては世界最大規模を誇るという。
コントルシャン部門は個性的・挑戦的な長編作品を対象としたコンペティション部門で、過去に日本からは2019年に「海獣の子供」(監督:渡辺歩)、2022年に「幾多の北」(監督:山村浩二)などが選出されている。
映画祭の選考理由としては「ウイスキーの製造工程を注意深く、ドキュメンタリーと言っていいほどの演出、そして登場人物を丁寧に描いており、観終わったあとには『美味しいジャパニーズウイスキーを飲みたい!』という想いしかなかった! と高い評価をいただいた」とのこと。
自らの仕事の成果が出るのに何年もの時間を要し、次世代へと受け継がれていくウイスキー作りに取り組む琉生と、目標に向かって進む人をうらやましく思いつつ、やるべき事を見いだせない光太郎という、2人の主人公の“仕事への向き合い方”を通して、本当に好きな事を見つける為の、手がかりとなる作品になればと思っています。
映画のためにウイスキー関係者に話を聞いたところ、あまりに熱心に語ってくれたものだから、弩級に下戸な私も飲み比べるようになりました。
私が惹かれたのはクラフト・ウイスキー造りに懸ける人々の熱量です。
映画スタッフの想いが熟成したクラフト・アニメーションの物語は、皆さまの心にじんわりと沁み込むことでしょう。
大好きなP.A.WORKSさんの新作映画に出演させて頂けるということで、とても嬉しかったです。
琉生は、実家の蒸留所を継ぎ立て直しを図るのですが…いろんなことが起こる日々、その中で彼女なりに懸命に奮闘していきます。
仕事について、人との関わりについて、家族について、考えさせてくれる優しいお話です。
ぜひ、劇場でご覧ください。
高橋光太郎を演じさせていただきます、小野賢章です。
普段、何気なく口にしているお酒。
これはどんな人がどんな想いで作っているんだろう…。
ふと考えることはあるけれど、なかなか調べるところまではいきません。
この映画を通して、蒸留所の人たちの想いが届けばと思っています。
観た後はきっと、いつもよりお酒が美味しく感じるはずです。
はじめて台本を読んだ時から、とてもワクワクしました。
ものづくりの面白さや、難しさがぎゅっと詰まった作品になっています。
そこに生きる人たちの人生を覗いてみると、表からは見えないものがたくさんあります。
ひとつのものができる過程で生まれるドラマを、ぜひ、体験していただきたいです。
公開を楽しみにしていてください!
(自分が)コレいいなと感じた役だったのもあって、アフレコは楽しかったです。
本作は、良い意味で派手さを抑えた物語になっていて、懐かしさも感じました。
今や世界に知られる日本の文化である『アニメ』という表現方法に乗って、この物語が様々な国の皆さんに届くことを期待しています。