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としまえん跡地の「ハリポタ」施設、ダイアゴン横丁や魔法省公開。6月16日

ダイアゴン横丁

練馬区としまえん跡地に6月16日オープンする、ワーナー ブラザース スタジオツアー東京。映画「ハリー・ポッター」シリーズなどのシーンセットを展示する施設で、オープンに先駆けて、フルスケールの魔法省や、ダイアゴン横丁などのセットの写真が公開されている。

東京に初めてオープンするこのスタジオツアーでは、映画でも人気のホグワーツの大広間、ダイアゴン横丁、禁じられた森などのセットに入れるほか、美しい衣装や小道具や魔法の生き物に出合いながら、映画制作の裏側を体験できる。箒に乗ったり、爽やかなバタービールを飲んだり、ホグワーツの動く階段エリアで実際に動く肖像画になってみたりと多数のアクティビティも用意。

世界最大のハリー・ポッターのショップもあり、7,000点以上の特注品や、特別に調達した小道具で飾られた14のテーマ別セクションが設置。ハニーデュークス、オリバンダーの店、フローリッシュ&ブロッツ書店など、ダイアゴン横丁のショップの要素を取り入れた美しいデザインのエリアとなる。

ワーナー ブラザーススタジオツアー東京のために特別に開発された商品も多数販売予定。レストランやカフェでは、フィッシュ&アンドチップス、ローストビーフ、イングリッシュ・ブレックファスト、アフタヌーンティーなどイギリスの伝統的な料理が楽しめる。

ダイアゴン横丁はにぎやかな商店街で、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって、新学期の準備に欠かせない場所。グリンゴッツ魔法銀行でガリオンをおろしたり、魔法動物ペットショップで愛すべきペットを選んだりと、この通りにはホグワーツの生徒に必要なものはなんでも揃っている。

もともと『ハリー・ポッターと賢者の石』のために作られ、それ以降の作品でもたびたび手直しして使用されたという。壁の位置や店の並びを変え、建物全体の角度を左右に微妙に動かして、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の撮影では、このセットの大部分が、雪化粧したホグスミード村として利用された。

魔法省

魔法省のセットは、面積は900m2を超え、壁の高さは9m以上という巨大なもの。映画シリーズ制作に参加したイギリスのクリエイター達が手掛けたもので、慎重に運搬され、東京で改めて組み上げられた。

映画の中では、魔法省の職員たちは通勤するのに、電話ボックスやトイレ、または高さが3m近い巨大な暖炉のいずれかからフルーパウダー(煙突飛行粉)を使って移動していた。スタジオツアー東京では、魔法省の職員たちと同じように暖炉の一つに入り、スモークや照明効果によってフルーパウダーを体中に振りかける、魔法のような体験の写真や動画を撮影できる。

9と3/4番線

9と3/4番線も再現。1929年に作られた“ダンブルトン・ホール”と呼ばれるイギリスの蒸気機関車を基礎としてホグワーツ特急のセットはつくられており、かつてグレート・ウエスタン鉄道が所有し、引退するまで35年以上運行されていた蒸気機関車をイギリスで改装した後、日本に運搬されスタジオツアー東京に展示される。

このエリアでは、スタジオツアー東京オリジナルのセットとして『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』に登場するグレート・ウィザーディング・エクスプレスが展示。車両は、作品の時代設定に合わせたアールデコ調のデザインで、バーズアイ・メープル、エボニー、ブラス・インレイ・ストリップといった素材で外観が再現され、細部にわたって華やかに装飾されている。

ニュート・スキャマンダーが、魔法使い、魔女、パン屋を営むマグルの勇敢なチームを危険な任務に導くシーンが描かれ、ニュート、ジェイコブ・コワルスキー、テセウス・スキャマンダー、バンティ・ブロードエーカー、ユスフ・カーマ、ユーラリー・“ラリー”・ヒックスの衣装も展示される。