ニュース
としまえん跡地にハリポタ施設「スタジオツアー東京」。'23年前半開園
2020年8月18日 15:42
ワーナー ブラザース スタジオツアーズらは18日、東京都練馬区にある「としまえん」跡地に、映画「ハリー・ポッター」の世界が体験できるエンターテイメント施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター」のオープンを決定した。2023年前半での開園を目指す。広さは約30,000平方メートル。
8月末日に閉園する「としまえん」跡地を含む区域の整備に合わせて建設するもので、開発にはロンドンでメイキング・オブ ハリー・ポッターを運営するワーナー ブラザース スタジオツアーズとワーナー ブラザース ジャパン、西武鉄道、伊藤忠商事、芙蓉総合リースが参加する。
“スタジオツアー東京”は、ロンドンに次いで世界で2番目の開設となる、これまでにない体験型エンターテイメント施設。ロンドンでは2012年の開園以来、1.400万人の来園者を記録。人気、知名度とも最高の成功を収めた実績に基づき、映画「ハリー・ポッター」シリーズで使用された衣装や小道具などを室内展示し、来場者を魅力あふれる映画の舞台裏に招くという。
「ハリー・ポッター」はシリーズ第一作目の映画」ハリー・ポッターと賢者の石」劇場公開から、2021年で20周年となる。物語で描かれている魔法の世界は、映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズに引き継がれ、「ハリー・ポッター」と共に大人になったファンが、家族で来場するなど世代を超えて愛されているフランチャイズ。スタジオツアーにおいては、2つの映画シリーズの世界観をより深く知るための特別な仕掛けを用意するという。
具体的には、来場者は「スタジオツアー東京」内で、映画「ハリー・ポッター」シリーズの製作者が実際に設計し制作した象徴的な映画セットの数々を探索し、世界観を楽しむことが可能。映画内のシーンの数々を実際に体験でき、世界中で愛されている原作本の世界観が、どのように生き生きとスクリーンに再現されているかを知ることができるようになっているという。
施設の広さは約30,000平方メートル。敷地内に設営される「サウンドステージ」と「バックロット」(屋外撮影用地)内の展示スペースにかかる所要時間は約半日。
入園チケット販売については、「来場者に最高の体験をしていただくために、快適な入場人数となるよう調整をして販売する予定」という。
入場口前の広場スペースには、特別につくられた映画に登場する魔法動物の彫刻が置かれた造園エリアを計画。地元の人々も来場者も、自由に楽しめるようにするという。開園は2023年前半を予定する。