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ジブリ初のIMAX上映「君たちはどう生きるか」。DTS:X劇場でも

ポスター「君たちはどう生きるか」
(C)2023 Studio Ghibli

7月14日公開の宮﨑駿監督作品「君たちはどう生きるか」が、ジブリ作品で初となるIMAX上映されることが明らかになった。さらにDTS:Xを導入する劇場でも、公開初日から上映される。

IMAXは、特許を持つ最新鋭の映像処理技術を最大限に駆使したPLF(プレミアムラージフォーマット)規格。床から天井、左右の壁から壁まで広がる大きなスクリーンに映し出される鮮明な映像と、高精度なサウンドで、まるで映画の中にいるかのような臨場感が楽しめるのが特徴。

全国3カ所の「DTS:X」シアターでも上映

DTS:Xは、1993年に映画にデジタルサウンドを提供したDTSの最新立体音響技術。国内では全国4カ所にDTS:X上映館を完備する(’23年7月現在)が、今回はイオンシネマ徳島、TOHOシネマズ 熊本サクラマチ、シネマサンシャインららぽーと沼津の3つのDTS:Xシアターで上映が行なわれる(シネマサンシャイン姶良は通常上映)。

DTS:X上映が可能になったのは、映画「君たちはどう生きるのか」がIAB(イマーシブ・オーディオビットストリーム)フォーマットに対応したこと(邦画初のIAB DCP対応作品)、そして、3つのDTS:Xシアターに導入しているGDC社製DTS:Xシネマサーバー「SX-4000」がソフトウェアアップデートによってIAB対応したことによるもの、だという。

IABは、DTS:Xやドルビーアトモスなど、映画館の異なるイマーシブサウンドシステムで相互運用が可能となるSMPTEの音声規格。

DTSの親会社であるXperiのローレン・ニールセン氏は「今回のIAB対応で上映できる劇場や作品が増え、映画の世界に浸って楽しめる、より多くの機会を日本の映画ファンの皆様に提供できるようになると考えており、今回の IAB対応はその重要な足掛かりとなります」とコメントしている。

なお既報の通り、映画「君たちはどう生きるのか」は、IMAX、DTS:X上映のほか、Dolby Atmos、ドルビーシネマでの上映も決定している。

映画「君たちはどう生きるか」は、宮﨑駿監督が10年ぶりに手掛ける長編アニメーション。原作・脚本も宮﨑監督が務める。製作はスタジオジブリ、配給は東宝。