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Beats、空間オーディオ対応ANCヘッドフォン「Studio Pro」
2023年7月20日 12:10
Beatsは、ブランドを代表するワイヤレスヘッドフォンの次世代モデル「Beats Studio Pro」を、8月9日にApple Online Storeで、8月10日からApple Storeと正規販売店で発売する。価格は49,800円。カラーはブラック、ディープブラウン、ネイビー、サンドストーン。
Beats独自のアコースティックプラットフォームによって、没入感あふれるサウンドを提供。40mm径のドライバーを搭載し、進化したニ層構造の振動板、精巧なマイクロ弁と、25%強化されたマグネットにより、バランスが取れたリッチなサウンドを実現すると同時に、歪みをほぼゼロに低減したという。音の忠実性はBeats Studio 3と比べて最大80%向上したとのこと。
統合されたデジタルプロセッサがアウトプットの周波数特性を最適化し、「パワフルで優れたバランスのサウンドプロファイルにより、どんな音でも細部まで聞き取ることができる」という。
完全アダプティブ型のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載。リアルタイムで周囲のノイズを継続的に検知し、不要な音をフィルターで遮断する。ボタンを押すだけで外部音取り込みモードにも切り替えられる。
空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングを利用でき、Dolby Atmosで収録されたコンテンツを、映画館のようなサウンドで楽しむこともできる。iPhoneと組み合わせて、空間オーディオをパーソナライズすることも可能。
通話品質も向上しており、ワイヤレスヘッドフォン「Beats Studio3 Wireless」と比較して、マイク性能が最大27%向上している。周囲のノイズを取り除くことで声を際立たせ、クリアで聴き取りやすい音声を届ける。
Bluetooth 5.3に準拠するほか、充電しながら音楽を聴けるUSB-Cオーディオ、3.5mmアナログ入力による有線接続も利用できる。USB-C接続時はロスレスオーディオを楽しめるほか、あらゆるジャンルの音楽をもっともバランスよくチューニングできるというBeats Signatureプロファイル、ダイナミックな映画、ゲーム体験をもたらすというエンターテインメントプロファイル、通話やポッドキャストに最適という会話プロファイルと、合計3種類のサウンドプロファイルを適用できる。
再生時間は最大40時間で、ANCまたは外部音取り込みモード時は最大24時間の再生が可能。10分間の充電で最大4時間使えるFast Fuel機能も備える。
ヘッドフォンの「b」ボタンで、楽曲の制御や着信応答ができるほか、「b」ボタン上下にあるボタンで音量の調整、多機能ボタンでリスニングモードやEQモードの切り替え、バッテリー残量の確認などができる。
デザインはBeatsのプリンシパルデザインコンサルタントを務めるサミュエル・ロス氏が担当。「ヘッドフォンの技術進化に寄り添う形でそのデザインやフィールに洗練をもたらすと同時に、本来のデザインの一貫性を保つことが究極のゴールであると考えました。その結果、デザイン、クリエイティブ、そしてエンジニアリングの見事な融合が実現しました」とのこと。
シームレス設計のレザーを使った、まったく新しいUltraPlushオーバーイヤークッションを採用。長時間装着しても快適なつけ心地と優れた耐久性を実現した。幅広いサイズ調整が可能なプレミアムメタルスライダーも備え、柔軟なフィット感を提供する。
アップルデバイスとAndroidデバイスでの互換性も向上しており、アップルデバイスとはワンタッチペアリングや「Hey Siri」と話しかけてのボイスアシスタント起動、ヘッドフォンが最後に検出された場所を地図で確認できる「探す」アプリへの対応。ワイヤレスアップデートなどを利用できる。
Androidデバイスとは、Google Fast Pairや、Android、Chromebook、そのほか対応デバイスの間でシームレスに音声を切り替える「音声の切り替え」、Googleの「デバイスを探す」機能などを利用できる。
環境にも配慮されており、パッケージには再生素材と責任ある方法で管理された森林で調達された原木を使用した木製繊維を100%使用。ドライバーの磁石には100%再生希土類元素、メインロジックボードのハンダ付けには100%再生スズが使われている。また水銀やベリリウム、PVC、BFRは不使用。
重さは260g。キャリングケースやUSB-C - USB-C充電・オーディオケーブル、3.5mmアナログオーディオケーブルなどが付属するがUSB-C電源アダプタは別売り。
