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オーテク、Bluetooth送信できるレコードプレーヤーに限定ホワイト

ホワイトモデル「AT-LP60XBT WW」

オーディオテクニカは、Bluetooth送信機能も備えたアナログレコードプレーヤー「AT-LP60XBT」の限定カラーとして、ホワイトモデル「AT-LP60XBT WW」を21日に発売した。同社直販サイト限定かつ数量限定モデルとなる。価格はオープンプライスで、直販価格は23,980円。

「リビングや部屋に映える」というホワイトモデル。モノトーンで構成されているため、インテリアに馴染みやすく、周囲の空間とマッチした落ち着いたデザインが特徴。

使用イメージ

アナログ初心者でも使いやすいように、フルオート再生機能を搭載。Bluetooth送信機能も備えているため、BluetoothヘッドフォンやBluetoothスピーカーから、レコードのサウンドを再生できる。ワイヤレスで聴けるため、気軽かつ自由に楽しめる。コーデックはSBCに加え、aptXにも対応する。

フォノイコライザーを内蔵しており、PHONO/ライン出力を選択可能。ライン出力を使い、アクティブスピーカーと繋いでレコード再生システムを構築できる。

背面端子部

ベルトドライブ方式で、フルオート再生に対応。スタートボタンを押すだけでレコードを再生でき、ストップボタンを押せば安全に停止する。33/45回転に対応可能。

アルミニウム合金ダイキャスト仕上げのプラッターを採用。付属のフェルトマットと組み合わせ、高い制振性とクリアな再生音を両立したという。

アルミニウム合金ダイキャスト仕上げのプラッター

専用のトーンアームベースとヘッドシェルにより、トラッキング性能の向上と不要振動を抑制。オーディオテクニカ製のVM型ステレオカートリッジが付属する。針先は世界で流通している交換針の「ATN3600L」(別売)に交換して使うこともできる。

オーディオテクニカ製のVM型ステレオカートリッジが付属

電源はACアダプターを採用。EPアダプター、取り外し可能なヒンジ付きダストカバーも同梱する。

使ってみた

実機を触ってみたのでファーストインプレッションをお届けする。

写真からもわかるように爽やかなホワイトで、ボタン部分などはブラックというモノトーンで構成されているため、壁が白い部屋や木目のデスクなど、様々な場所に置いてもマッチしやすい。近年は書斎やPCデスクまわりをホワイトで統一する人も増えているが、そういった部屋にもピッタリだろう。

自分でアナログレコードに針を落とす楽しみ方もできるが、最初は操作が不安な場合は、前述の通りフルオート再生が可能。ボタンを押すだけでアームが動き、自動で針を落としてくれる。

サウンドはオーディオテクニカらしい、ニュートラルかつ情報量の多いもので、アナログレコードを初めて楽しむ人は、レコードにこんなに沢山の音が入っているのかと驚くだろう。

本格的なオーディオシステムと接続するのも良いが、便利なのはBluetoothヘッドフォンやスピーカーとの組み合わせ。ペアリングをすれば、再生しているレコードの音が、ワイヤレスヘッドフォンやスピーカーから流れてくる。頭では理解できるが、ちょっと不思議で楽しい体験ができる。

Bluetoothペアリングボタンを押しているところ

ワイヤレスで聴けるため、Bluetoothの電波が届く範囲に限られるが、例えばBluetoothヘッドフォンで聴きながら、ちょっと飲み物を取りに行くなど、動きながら音楽が楽しめるのは実際に体験すると非常に便利。

アナログレコード再生は、オーディオ趣味の1つとして、キチンと椅子に座り、スピーカーと対峙するように聴くイメージがあるが、ワイヤレス再生はその概念を壊す気軽さがあり、この気軽さが、レコードを頻繁に楽しもうという気持ちにもつながるだろう。