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JBL、個人最適化が進化した最上位無線ヘッドフォン「JBL TOUR ONE M2」

JBL TOUR ONE M2

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの最上位ワイヤレスヘッドフォン「JBL TOUR ONE M2」を9月22日に発売する。ユーザーにマッチするパーソナライズ機能と、進化したアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており、価格はオープンプライス。直販サイトでの価格は39,600円。カラーはブラックのみ。

アラウンドイヤータイプのワイヤレスヘッドフォン。専用アプリ「JBL Headphones」を使った、パーソナライズ機能が進化。「Personi-Fi 2.0」という機能を使い、年齢や性別、聴覚経験値など、個人の聴覚特性に合わせて各10バンドの測定ポイントを測定することで、より精細なサウンド補正を実現。「ユーザーにぴったりの音を提供する」という。

さらに、周囲の環境音を敢えて15~20dB増幅する「バーソナルサウンドアンプリフィケーション機能」にも対応。周りの会話音声を補強し、左右のバランスも調整することで、「聴こえ」をサポートするツールとしても活用できる。

Bluetooth接統せずにノイズキャンセリング機能だけをONにする「サイレントナウ」機能もあり、バッテリー持続時間を長くでき、移動中の睡眠時や、作業に集中する時などに使用できる。

Bluetooth接続に加え、有線接続も可能。有線時はハイレゾ認証も取得している。振動板は軽量ながら剛性の高いPU(ポリウレタン)とLCP(液晶ポリマー)を組み合わせており、サイズは40mm径。特に中高音で、より鮮明なJBLのプロ・サウンドを再生できるという。

独自開発の「JBL空間サウンド」技術も搭載。小さな音量でも、低域と高域の両方を網羅した再生ができるイコライジングなど、JBLならではのサウンドテクノロジーを搭載する。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は、頭の動きや眼鏡など、外部の物理的な要因によって発生する本体からの音漏れを自動的に検知して、ノイズキャンセリングレベルをリアルタイムで補正してくれる。

周囲のノイズ成分も随時監視し、ノイズキャンセリングをかける周波数帯とその度合いを調整しており、「どんな状況でも上質な静寂の中、音楽や動画に浸ることが可能」という。

リアルタイム補正機能をOFFにして、「JBL Headphones」アプリから7段階で効果を選択する事も可能。前モデル「TOUR ONE」と比べ、車の走行音や飲食店での人の話し声など、人間が最も敏感に聴き取るとされる中音域帯において、約3倍のノイズキャンセリングレベルの向上を実現したという。

Bluetoothの対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP。コーデックはSBC、AACに加え、LC3/LC3+に今後対応予定。Bluetoothバージョン 5.3のLE Audioをサポート予定で、低ビットレートでも高品質な伝送が可能という。LC3+コーデックでは、ハイレゾ音声の伝送も可能となっている。

前モデルにはなかった「マルチポイント」接続に対応。2台のBluetoothデパイスに同時接統したり、スムーズな切り替えが可能。高度な内蔵音声認識アルゴリズムがユーザーの声に反応し、動的にトークスルー機能を起動する「スマートトーク機能」も備えている。

バッテリー持続時間は、ANC OFF時で最大約50時間、ANC ON時で最大約30時間。急速充電対応は10分の充電で約5時間再生可能。重量は約272g。