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製作11年のシンガポール発ロボットバトル映画、11月日本公開

「メカバース:少年とロボット」メインビジュアル
(C)2023 Heavens Pte Ltd All Rights Reserved

製作11年のシンガポール発ロボットバトル映画「メカバース:少年とロボット」(原題:HEAVENS -THE BOY AND HIS ROBOT-)が、11月17日に日本公開される。公開に先駆けて本予告映像が公開された。

中華圏でもっとも栄誉ある映画賞金馬奨に二十代でノミネートされ、シンガポールの映画界で活躍するリッチ・ホー(RICH HO)監督が、資金繰りを含めた企画プロデュース/監督/脚本/撮影/音楽/美術・衣裳/VFX監修の七役を務め、11年間かけて製作した超大作。監督の熱量が、シンガポールから始まったプロジェクトを世界に広げたといい、ニュージーランドでの撮影、オーストラリアでのCG制作、そして日本での吹替制作と世界初公開につながったとのこと。

場面写真
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人類が宇宙の謎を解き明かし、宇宙空間の自在な移動を可能にするゲートを発明した時代。その「ヘブンズ」と呼ばれるゲートを通して宇宙空間へ進出した人類はコロニーを拡大していたが、地球が豊富に持つ資源である「水」を求める火星帝国の攻撃によって第二次宇宙戦争が繰り広げられていた。

幼い頃に戦争で両親を失った青年・カイは地球防衛するメカのパイロットを育成するアカデミー、メカ・コープに入学する。頭脳は明晰だが体力はなく、アカデミーでも落ちこぼれのカイは、パートナーであるロボット・リトルドラゴンと助け合いながら厳しい訓練に奮闘するが、戦場に出たカイにはさらなる壁が待ち受けていた――。

日本語吹き替えキャストも発表されており、主人公・カイ役は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の小野賢章が担当。喘息持ちで体力がないためメカコープアカデミーで落ちこぼれてしまうが、相棒のAI搭載ロボット・リトルドラゴンと心を通わすひたむきな青年を演じる。

カイの相棒で親友のリトルドラゴンの声は「鬼滅の刃」の花江夏樹。さらに、カイをはじめとする訓練生に対して非常に厳しい態度をとるが、実は愛情深い一面も持つ真面目でタフなメカコープアカデミーの曹長役に森川智之、幼少時のカイをロケットの事故から救う謎に包まれた大尉役に津田健次郎、中尉役に伊藤健太郎、ロボットのオペレーション音声となるシステムドラゴン役にファイルーズあいなど、豪華声優陣が起用されている。

「メカバース:少年とロボット」本予告映像

公開された本予告映像では、地球の資源を求め、銀河に消えた父と母の後を追い、少年カイがメカパイロットの道を歩み出す挑戦が描かれている。ナレーションは津田が務め、相棒のロボット・リトルドラゴンとの出会いで「僕らは最強になる」という絆も垣間見える内容となっている。

本作のグローバル主題歌は、代表曲「すきっ! ~超 ver~」がTikTokの関連動画再生数で29億回以上となるなど、世界からも注目を集めるアイドルグループ「超ときめき♡宣伝部」の最新曲「Sora」で、公開された本予告映像でも同曲が使われている。これが初の映画主題歌担当となる超ときめき♡宣伝部からはコメントも発表されている。

超ときめき♡宣伝部 コメント
超ときめき♡宣伝部

この度、シンガポール初のロボット超大作映画「メカバース:少年とロボット」の主題歌を務めさせていただくことになりました! 私たちにとって初の映画主題歌ですし、シンガポール出身のRICH HO監督が、11年という、私たちの人生の半分に匹敵する程の時間をかけて制作された、監督の強い想いがこもったこの作品の主題歌を担当できてとっても嬉しいです!

主題歌はこの映画のために制作された書き下ろし楽曲なのですが、私たちの今までの楽曲とは少し違ったテイストで、ゆっくりとした壮大な楽曲に仕上がっています。映画ももうすぐ公開されますのでぜひ劇場で見てください!