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約80万円、24K純金メッキの輝くプレーヤーからSUPERIOR用“ゲーミングケーブル”

e☆イヤホンは9日、秋葉原にてポータブルオーディオの展示・試聴イベント「ポタフェス2023冬 秋葉原」を開幕した。期間は10日までの2日間。入場料は無料(事前登録なしのフリー入退場)。会場はベルサール秋葉原。ここでは、アユートやミックスウェーブなどのブースをレポートする。

Astell&Kern

A&ultima SP3000 Gold

Astell&Kernブースで圧倒的な存在感を示しているのが、フラッグシップオーディオプレーヤー「A&ultima SP3000」のハウジングに24K純金メッキを採用したリミテッドエディション「A&ultima SP3000 Gold」だ。

2024年1月発売、限定生産500台、直販予想価格は799,980円前後という超弩級DAP(予想価格は為替などの状況により変動する可能性がある)。

世界中のオーディオファンやメディアから賞賛されたという「A&ultima SP3000」の成功を記念して、人類史上もっとも貴重な金属である金を使用した記念碑的なリミテッドエディションだという。SP3000で初採用されたStainless Steel 904Lに、24K純金メッキを施すことで「最高峰のサウンドを極めて贅沢で価値あるものとして表現している」とのこと。

ポータブルUSB DAC「AK HC4」

AKの新しいポータブルUSB DAC「AK HC4」も登場。12月16日発売で、価格は39,980円。

着脱式USBケーブルと3.5mm/4.4mmのデュアル出力に対応し、リアルタイムアップサンプリング機能も備えたポータブルUSB DAC。

出力端子は3.5mm 3極アンバランスと、4.4mm 5極バランス(5極GND結線あり)のデュアル仕様で、アンバランス時2Vrms、バランス時3Vrmsの高出力を確保しつつ、高いSN比と低歪、低クロストークを実現。

DACチップは超低歪と低消費電力を両立したAKMの32bit DAC「AK4493S」を搭載し、最大384kHz/32bitまでのPCM、DSD 256のネイティブ再生に対応した。一部のAKプレーヤーにも搭載されているリアルタイムアップサンプリング機能の「DAR(Digital Audio Remaster)」も搭載。再生される音源のサンプリングレートを、PCMでは384kHz/352.8kHz、DSDではDSD 256にアップサンプリングする。

Empire Ears

RAVEN Launch Edition

Empire Earsからは、クアッドブリッド構成のイヤフォン「RAVEN Launch Edition」(国内発売バージョン)が参考展示された。これまでもイベント等で披露されてきたモデルだが、フェイスプーとの仕上げが新しくなっているほか、イヤフォン側の2ピン端子が、0.75mmから0.78mmに変更されるなど、細かな部分がブラッシュアップされている。

ユニット構成は、9mm径のサブウーファー×2、BAドライバー×5、ESTツイーター×4に骨伝導ドライバーを組み合わせた、片側12ドライバー。

RAVEN Launch Edition

ULTRASONE

Signature MASTER MkII

ULTRASONEからも新たなヘッドフォンが登場。「Signature MASTER MkII」はマイナーチェンジモデルで、サウンド自体はSignature MASTERから変更はないが、ハウジングのプレートデザインが新しくなり、ヘッドバンド素材にアルカンターラを使うなど細部がブラッシュアップされている。

Signature FUSION

「Signature FUSION」は密閉型で、45mm径のチタンプレイテッドマイラードライバーを搭載する。価格を含めた詳細は未定だが、立ち位置としては「MASTER」と「PURE」の中間になるという。

AZLA

AZLAのコーナーには、どちらも12月発売予定の新イヤーピース「SednaEarfit max ASMR」と「SednaEarfit Foamax」が登場。

SednaEarfit max ASMR
SednaEarfit Foamax

さらに、こちらも12月発売で「ASE-500 ASMR」というイヤフォンも展示。前述の、ASMRリスニング用に設計された「SednaEarfit max ASMR」を採用したフルシリコンボディのイヤフォンとなっている。

qdc

qdcのブースで注目は2つのイヤフォン。

「8Pro」

「8Pro」は低域2BA、中域2BA、高域4BAの片側8BAを搭載。最大の特徴は、Live、Hi-Fi、Studioという3つのチューニングモードを、筐体のスイッチで切り替えられる事(モードに合わせてインピーダンスは19~62Ωで変化)。ユニバーサルタイプが展示されているが、カスタム版も同時発売予定。価格は25万円前後のイメージだという。

Live、Hi-Fi、Studioという3つのチューニングモードを切り替えられる
「EMPEROR(仮)」

「EMPEROR(仮)」は、アユートとqdcが共同企画したイヤフォン。ユニット構成は、超低域ダイナミック×1、低域4BA、中域2BA、高域4BA、超高域4ESTという片側15ドライバーのハイエンドモデル。サウンドを確認できる試作機が展示されており、製品版はデザインやケーブルなどが変更される予定。ユニバーサルとカスタムをラインナップする予定だ。

SUPERIOR Cable for Gaming

人気イヤフォン「SUPERIOR」用のりケーブルとして、「SUPERIOR Cable for Gaming」という珍しいゲーミング用ケーブルが参考展示。

通常、イヤフォンケーブルの途中に搭載しているマイクリモコンは右側に存在するが、SUPERIOR Cable for Gamingは左側に搭載。これは、マウス操作でゲームをしている時に、右腕がマイクに当たることを防ぐため。さらに、ゲーム機との接続で使いやすいようにケーブルが180cmと長めになっているほか、プラグ部もアーケードゲームで使いやすいようにL字になっている。

180cmと長め

Maestraudioのブースでは、人気イヤフォン「MA910SR」用に調整したという、Pentaconn ear-4.4mmリケーブル「MAW BOOTES」を参考出展。音だけでなく、プラグやケーブルなど、各部の質感やカラーにもこだわったケーブルで、価格は未定だが、2万円ほどの見込みだという。

ミックスウェーブ

Black Star

Campfire Audioの新たなイヤフォン「Black Star」が登場。12月中旬発売予定で、価格は149,800円。ミックスウェーブオンラインストア限定販売の予定だという。

Black Starのパッケージ

ドライバーはハイブリッド構成で、低域用にダイナミック×1、中域1BA、高域2BAを搭載する。

Trifecta Special Collection

同じくCampfire Audioからは「Trifecta Special Collection」も登場。Dark Prism、 Amber Radiance、Chrome Skyをラインナップし、いずれも今冬発売予定。オープンプライスで、店頭予想価格は469,800円前後。

ドライバーはトリプルダイナミック。10mmのフルレンジダイナミックドライバーを3基備えている。

紫色がBonnville、青色がCascara

「Bonnville」は12月中旬発売で、店頭予想価格は229,800円前後。4ドライバー構成で、低域ダイナミック×1、中域1BA、高域2BA。「Cascara」も12月中旬発売で、店頭予想価格は69,800円前後。こちらは、フルレンジダイナミックドライバー1基を搭載する。

Hiby Music

R8 II

Hiby Musicのブースには、新たなデジタルオーディオプレーヤー「R8 II」が披露された。日本での発売日や価格は未定。アンプ部に特徴があり、クラスAとクラスABを切り替え、音の違いが楽しめるデュアルヘッドホンアンプ仕様になっている。

M300

「M300」は店頭予想価格36,800円前後と、比較的リーズナブルなDAPとして2024年1月に登場予定。

HiByとFAudioがコラボして開発中というイヤフォン

さらに、HiByとFAudioがコラボして開発中というイヤフォンも世界初公開。リーズナブルながら、ハイクオリティなサウンドになりそうだ。

ProjectX

FAudioからは「ProjectX」というイヤフォンが参考展示。特徴的なハウジングデザインで、価格や発売時期は未定。クアッドハイブリッド構成で、ダイナミック、BA、静電型、ピエゾドライバーを内蔵する。

ブースではほかにも、Beat Audioの新ケーブル「Signal MKIII」(2024年1月~2月発売)、「Emerald MKIII」(来春発売予定)

Signal MKIII
Emerald MKIII