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テレ朝×東映“シン・時代劇”。手塚治虫「新選組」ドラマ化

テレビ朝日公式サイトより
(C)手塚プロダクション

テレビ朝日は、東映と総力を結集し、かつてない“シン・時代劇ドラマ”を創出するとして、2024年4月より手塚治虫の「新選組」をドラマ化した「君とゆきて咲く~新選組青春録~」を、毎週水曜日0時15分~0時45分に放送する。

原作は手塚氏の隠れた名作「新選組」。作品が発表された1963年は、新選組という存在そのものがさほど評価されておらず、それぞれのキャラクターイメージも現在ほど固まっていなかった。そんな背景のなか、手塚氏ならではの視点で史実を織り交ぜながら隊士たちの葛藤を描いたこの作品は、ファンの間でも評価の高い、知る人ぞ知る傑作という。

近藤勇や沖田総司、芹沢鴨といった実在人物も登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる若き隊士、深草丘十郎(ふかくさ・きゅうじゅうろう)と、鎌切大作(かまぎり・だいさく)。父を斬殺された丘十郎は、剣の腕を磨いて仇を討つべく新選組に入隊する。その入隊試験で知り合ったのが、クールな少年・大作。出自は不明だが剣の腕はピカイチである大作は、期待の大型新人として新選組に迎え入れられる。

ふたりは熱い友情を育んでいくものの、いつしか時代の波に翻弄され、互いに殺し合わなくてはならない悲壮な運命へと流れ込んでいくことに――。

脚本は、映画化もされた大ヒットドラマ「美しい彼」シリーズで、男子高校生たちのすれ違う心情を繊細かつ瑞々しくつむいだ坪田文氏。友情や裏切り、時代、陰謀など、手塚氏のドラマツルギーが注ぎ込まれた本作を、“ニュースタイルの時代劇”に昇華させるという。

演出は映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」やドラマ「未来への10カウント」で青春群像劇を描いた河合勇人氏が担当する。

ドラマの撮影地は、時代劇の聖地・東映京都撮影所。100年の歴史を持つ同地で撮影することで、時代劇ファンをうならせる本格的な映像を作り上げる一方で、斬新な殺陣パフォーマンスや、これまでの時代劇には流麗な剣舞を取り入れ、ニュースタイルの歴史エンターテインメント“シン・時代劇”を作り出すとのこと。

キャストは明かされていないものの、丘十郎と大作をはじめとするキャラクターたちは、ネクストブレイク必至の次世代キャストたちが担当。また、彼らを取り巻く仲間のひとりを演じるメインキャストは、オーディションで選出する。

このオーディションは、1月9日放送の「お願い!ランキング presentsそだてれび」枠にて予告された『人生が変わる、シン・時代劇オーディション「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』と銘打たれたプロジェクトとして実施。約800名の応募者たちが、人生をかけて約3カ月間におよぶオーディションバトルに挑む。

応募者たちの演技指導は、特別審査員であり、声優・舞台演出家としても腕を振るう三ツ矢雄二氏が行なう。

「君とゆきて咲く~新選組青春録~」は、現在「スーパーバラバラ大作戦」枠としてバラエティ番組「チョコプランナー」を放送している時間帯での放送。なお、チョコプランナーは4月から毎週日曜日23時55分に放送枠を変更して継続放送する。