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ノーラン監督新作「オデュッセイア」ワールドプレミア。US版最終予告、IMAX上映決定

(C)2026 UNIVERSAL STUDIOS

9月11日に日本公開されるクリストファー・ノーラン監督の最新作「オデュッセイア」のワールドプレミアが、現地時間7月6日にイギリス・ロンドンのオデオン・ラックス・レスタースクエアで開催された。あわせて、US版最終予告が解禁され、日本でのIMAX上映も決定した。配給はビターズ・エンド、ユニバーサル映画。

クリストファー・ノーラン監督超大作『オデュッセイア』US版最終予告

古代ギリシャの詩人ホメロスによる叙事詩「オデュッセイア」をもとにしたエンターテインメント超大作。トロイア戦争の終結後、イタケの王オデュッセウスが、家族の待つ故郷への帰還を目指す姿を描く。神々の介入、怪物、荒れ狂う海など、容赦ない試練がオデュッセウスの前に立ちはだかる。

解禁されたUS版最終予告は、難破の末に海辺へ打ち上げられたオデュッセウスが目を覚ます場面から始まる。女神アテナから雷、炎、死の記憶を突きつけられたオデュッセウスは、「覚えているのは妻と、息子、故郷だ」と語り、家族のもとへ生きて還る強い意志を示す。

photo by Melinda Sue Gordon (C) Universal Studios. All Rights Reserved.

一方、故郷イタケ王国では、不在の王オデュッセウスに代わって国を支配しようとする求婚者アンティノオスが、王妃ペネロペに迫る。父の帰還を信じる息子テレマコスは「私が王位に就く」と立ち向かい、ペネロペもまた「王は帰還します」と言い放つ。映像には、荒波を進むオデュッセウス、巨大な渦潮、迫り来る巨人兵たちの姿も収められ、「ならば私は神に抗う」という咆哮とともに、壮大な帰還の旅が描き出される。

また、日本でのIMAX同時上映も決定した。本作は、ノーラン監督が20年越しの念願として映像化に挑んだ作品で、長編映画史上初となる全編IMAXフィルムカメラ撮影を敢行。「オッペンハイマー」「インターステラー」「ダンケルク」でもノーラン監督と組んだアカデミー賞受賞撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマが撮影を務める。

なお、7月10日から7月16日までの1週間限定で、グランドシネマサンシャイン池袋と109シネマズ大阪エキスポシティにて、ノーラン監督作品「インターステラー」と「TENET テネット」のIMAX特別上映も決定している。

ワールドプレミアには、主人公オデュッセウスを演じるマット・デイモンをはじめ、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン、エリオット・ペイジ、ジョン・レグイザモ、ベニー・サフディ、ジョン・バーンサル、ミア・ゴス、ヒメーシュ・パテル、コーリー・ホーキンズ、サマンサ・モートンらが登壇。

さらに、クリストファー・ノーラン監督、製作のエマ・トーマス、音楽のルドウィグ・ゴランソン、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマらも出席した。

会場には、劇中で存在感を放つ「トロイの木馬」をモチーフにした巨大なセットをはじめ、荒れ狂う海や砂浜をイメージしたカーペット、壁面セットが設置され、作品の壮大な世界観を再現。会場周辺には熱狂的なファンと世界各国のメディアが集まり、キャスト陣の登場に大きな歓声が上がった。

マット・デイモン

特設会場に登場したマット・デイモンは、クラシカルなライトグレーの3ピーススーツ姿で登場。トム・ホランドは黒のダブルブレストスーツ、アン・ハサウェイは“海”を想起させるロイヤルブルーのシフォンドレス、ロバート・パティンソンはグレーのセットアップに黒のタイを合わせた装いを披露した。

ゼンデイヤは白いコルセット風のトップスとロングスカートを合わせたルック、シャーリーズ・セロンは漆黒のベロアドレス姿で登場し、プレミアを華やかに彩った。

カーペット上でインタビューに応じたマット・デイモンは、「この役を演じられたことは非常に幸運で、現場にいることに毎日喜びを感じていました。全編IMAX撮影は決して簡単ではありませんでしたが、カメラチームはF1のピットクルーのように素早く機材を入れ替え、俳優同士で技術的な課題を乗り越え、チーム一丸となって限界に挑んだ経験は素晴らしいものでした」とコメントした。

トム・ホランド

オデュッセウスの息子テレマコス役のトム・ホランドは、「ノーラン監督のファンとしても歴史的な瞬間の一部になれたことに興奮しています」と語り、撮影現場について「監督が作り出す家族のような連帯感と、全スタッフが卓越したものを目指して懸命に働く姿に驚かされました」と振り返った。

オデュッセウスの妻ペネロペ役のアン・ハサウェイは、「ノーラン監督の現場なら、壺の役でも喜んで受けるというほど熱望していました」と出演への思いを明かし、ペネロペについて「非常に複雑で多面的な女性として描かれており感銘を受けました」と語った。

求婚者アンティノオス役のロバート・パティンソンは、「ノーラン監督は、野心に溢れ、俳優に寄り添い、演技を引き出すことに長けている最高の監督です」とコメント。本作の撮影規模については「前作『TENET テネット』の5倍ほどに感じました」と語り、自身の役どころを「悪役ではあるけど悪人ではないキャラクター」と説明した。

ルピタ・ニョンゴ

ヘレネとクリュタイムネストラの一人二役を演じたルピタ・ニョンゴは、ヘレネについて「美しさという象徴の裏側にある“一人の女性としての苦悩や重荷”を探求しました」とコメント。女神アテナ役のゼンデイヤは、ノーラン監督のチームについて「映画製作や劇場に行くべき理由の核心を大切にするチーム」と語った。女神カリュプソ役のシャーリーズ・セロンは、同役を「多面的で、感情的に美しく生々しいキャラクター」として表現することに注力したという。

ノーラン監督は、ホメロスの原案を現代に翻案するにあたり、ペネロペやカリュプソといった女性キャラクターの内面やリアリティを深く追求したと説明。「本作は、史上最高の冒険物語の一つです。ぜひ大きなスクリーンで、大勢の観客のみなさんと一緒に、この壮大な世界に没入して楽しんでほしいです」と劇場鑑賞を呼びかけた。

映画初披露となった本プレミア後には、最速レビューで「ノーラン監督最高傑作」「現代最高の監督による壮大なる英雄譚」「全編IMAXによる壮大な映像美、圧倒的な没入感とかつてない映画体験」などの声が寄せられた。

ノーラン監督(左)とエマ・トーマス(右)

監督・脚本はクリストファー・ノーラン。製作はエマ・トーマスとクリストファー・ノーラン、エグゼクティブプロデューサーはトーマス・ヘイスリップ。撮影はホイテ・ヴァン・ホイテマ、音楽はルドウィグ・ゴランソン、編集はジェニファー・レイム、プロダクションデザインはルース・デ・ヨンクが担当する。

出演は、マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンら。