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Apple Vision Pro発売、600以上の“空間”アプリ登場

アップルは、2月2日に米国において“空間コンピューティング”に対応したヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」を発売する。発売に合わせて、App Storeで600以上の対応アプリが公開され、ユーザーが目、手、声で操作する3次元ユーザインタフェースにより、パーソナルシアターやコラボレーション・制作などの新たな“空間体験”を実現する。

スポーツ体験では、ゴルフの「PGA TOUR Vision」や「NBA」アプリなどに対応。PGA TOUR Visionでは、リーダーボード、スコアカード、スケジュール、コース情報、その他のトーナメントなどの主要な統計情報とともに、実際のゴルフコースの3Dモデルの上にリアルタイムショットトラッキングを重ねて、ペブルビーチなどの有名コースなどでゴルフを体験できるという。

バスケットボールの「NBA」では、Multiviewで最大5つの放送をライブ/オンデマンドでストリーミング可能。選手やチームのスタッツをリアルタイムで確認し、他の試合やスコアも把握できる。プロ野球「MLB」は、ホームプレートからの視点や1球ごとのスタッツで、ユーザーが球場に没入できるという。

その他、「Red Bull TV」や「MLSシーズンパス」などのApple TVアプリなどに対応。ESPN、CBS、Paramount+、NBC、NBC Sports、Peacock、FOX Sports、UFCなどのアプリにも対応する。

エンターテインメントは、「Disney+」などアプリが用意されるほか、IMAXのアスペクト比にも対応し、Deep Skyなどの作品を視聴可能。2Dだけでなく3Dにも対応する。「Max」では、ヒット映画やシリーズ、オリジナル番組、ニュース、スポーツ中継などを用意し、一部のタイトルは4KとDolby Atmosに対応する。

Apple TVアプリは、Apple TV+のすべてのAppleオリジナル作品、200本以上の3D映画、Apple Immersive Videoも体験可能。Apple Immersive Videoは、空間オーディオで撮影された180度、8Kの3D映像で、視聴者はアクションに没入できるという。Apple Musicでは、USB-C搭載のAirPods Pro(第2世代)を使って、低遅延でDolby Atmosとロスレスオーディオに対応する。Safariでもビデオや音楽のストリーミングが可能となる。

Apple Music

日々の作業にもApple Vision Proを活用でき、Magic KeyboardとMagic Trackpadを組み合わての利用も可能。Vision Proの視界を広大なディスプレイとして利用できる。BoxなどVision Pro用に作られるアプリも用意されるほか、WebexやZoom、Microsoft Teamsなどのビデオ会議アプリケーションもVision Proに対応。Slack、Notion、Todoistなども利用できる。

Microsoft Teams
Zoom
ビジネスダッシュボードの「Numerics」

Apple Arcadeでは多くのゲームがVision Proに対応し、PlayStationのDualSenseやXboxワイヤレスコントローラーとも連動する。