「フリーBGM協会」設立。利用条件をわかりやすく、安心して使える環境へ

一般社団法人「フリーBGM協会」が設立。SNS、動画投稿サービス、放送、広告、教育現場など、個人、法人問わず増加しているフリーBGMの利用において、作曲家と利用者双方のトラブル回避と利用促進を目的として活動していく。

SNS、動画投稿サービスなどの利用増加に伴い、動画内のコンテンツを届ける上で「音楽」の重要性も年々高まり、動画におけるフリーBGM利用も増加傾向にある。

フリーBGMの利用に当たっては、法人、団体を中心に適切な権利処理がされ、安心して利用できる楽曲であるかの確認を求める要望が上がる一方で、フリーBGM作曲家は法人や団体が求めるような細やかな情報提供やサポートをすることが難しいという。

こういった課題を背景にフリーBGM協会を設立。フリーBGM作曲家により制作された楽曲を利用する個人、法人、団体に対して、個々のフリーBGM作曲家が定めた利用領域を分かりやすく利用者に伝える活動を行なうほか、利用者向けのフリーBGM利用に関する情報提供の場を設け、利用者が安心して利用できる環境を整えていくという。

また、フリーBGMの配布サイト情報と利用条件、権利管理情報をあわせて参照できるようにすることで、利用者の利便性向上を図ると共に、フリーBGM利用時のトラブルを事前に防ぐ取り組みを行なうとしている。

今後は、フリーBGM利用の拡大を目的に、映像コンクール、ゲームクリエイター向けイベントへの協賛を実施。利用できるフリーBGMを探しやすくする情報提供の場を設けることで、信頼性及び、利便性向上を図っていくとのこと。