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トライオード、「創業時の理念に立ち返った」19.8万円の真空管アンプ「TRS-34」

真空管プリメインアンプ「TRS-34」

トライオードは、真空管プリメインアンプ「TRS-34」を6月に発売する。価格は198,000円。

2005年に発売した「TRV-34SE」は当時10万円を切る価格を実現し、人気モデルとなったが、その後原材料費の高騰などでアンプの価格は上昇していた。そこで「もう一度トライオード創業時の理念に立ち返り、手が届きやすい価格で高音質なアンプとして開発した」というのがTRS-34となる。

バランスが良く音楽性に優れた出力管「EL34」の魅力を引き出すため、AB級プッシュプルの回路構成で、出力は18W+18W(8Ω)を確保。真空管交換時のバイアス調整の必要がない自己バイアス方式を採用している。

RCAのアナログ入力を4系統装備。筐体は横幅345mmのコンパクトデザインを採用。「設置スペースのバリエーションが広がり、より身近に真空管サウンドをお楽しみいただける」という。

フロントパネルには6.3mm標準ジャックのヘッドフォン端子も備えている。

使用している真空管はEL34×4本、12AX7×1本、12AU7×2本。SN比は90dB。入力感度は220mV。スピーカー出力端子は1系統(4~8Ω)。消費電力は280W、無信号時125W。外形寸法は345×335×190mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.9kg。真空管ボンネット、電源ケーブルが付属する。

TRS-34発売記念キャンペーンも

発売記念キャンペーンも実施。2024年8月31日までに注文すると、標準電源ケーブルの代わりに高級電源ケーブル「TR-PS2」(22,000円相当)が付属する。なお、標準の電源ケーブルは付属しない。

高級電源ケーブル「TR-PS2」

さらに、トライオード25年の歴史をまとめた冊子「トライオードの歩み」(1,100円相当)もプレゼントされる。

冊子「トライオードの歩み」