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REVOXの回転制御/プリアンプ技術を活かしたハイエンドターンテーブル
2024年11月6日 18:00
イースタンサウンドファクトリーは、REVOXが長年培ってきた回転制御技術とプリアンプ設計技術を活かしたというハイエンドターンテーブル「STUDIOMASTER T700」を、11月15日に発売する。価格はオルトフォン製カートリッジ「Quintet Black S」付属モデルが88万円、カートリッジなしモデルが66万円。
「オーディオ品質にこだわる全ての方に向けて設計されたREVOXの革新と品質を象徴する一台」を謳う、ベルトドライブ式のターンテーブル。軽量かつ高剛性のカーボンファイバーを使った、スタティック・バランス型トーンアームを採用。オイルダンパー付きのアームリフトも搭載する。12~14Hzの理想的な共振特性を備え、安定した操作性と優れた音質が得られるという。
MCフォノプリアンプを内蔵し、カートリッジからフォノプリアンプへの最短かつ最適な接続も実現した。
レコードの音質を最大限に引き出すには、絶対的な速度精度が不可欠だが、「これは従来REVOXが得意としている分野」とし、T700には非接触型光学センサーを用いた高精度な電子PLL速度制御システムを搭載。音楽再生中の速度を厳密に維持する。
本体のガラスプレート上にはバックライト付きのタッチセンサーを備え、シンプルな操作性を実現。回転速度のキャリブレーションもできる。
プラッターには、剛性が高く共鳴特性が非常に低いPOM(ポリオキシメチレン)素材を使用しているため、ターンテーブルマットは不要。プレーヤーを保護するアクリル製のダストカバーも付属する。
そのほか付属品は、デジタル針圧計、カーボン製レコードブラシ、丸型水平器、アンチスケーティングウェイト、テスト用ウェイト、ドライブベルト、六角レンチ。これらは専用の収納ボックスに収められているため、手軽に調整やメンテナンスできる。
付属カートリッジのQuintet Black Sは、オルトフォンQuintetシリーズの最上位モデルで、高性能サファイアカンチレバーに最高品質のスタイラスプロファイルとされるNude Shibata(ヌードシバタ)ダイヤモンドを使用。スリムで高度な研磨を施されたプロファイルで広い接触が可能で、高周波情報を含む精密で純正な再生を実現したとのこと。
再生周波数帯域は7Hz~80kHz(-3dB)、SN比は-69dB(20Hz〜20kHz)。回転速度は33/45(rpm)、MCインピーダンスは6段階(47/100/220/470/1k/2kΩ)、入力感度は4段階(150/300/600µV/1,200mV)。出力はステレオRCAのラインアウト。
外形寸法は470×337×156mm(幅×奥行き×高さ/ソケット除く)、総重量は10.3kg。