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DUNU、1DD + 4BA + 4マイクロプラナーで8万円を切る「DK3001 BD」
2024年11月25日 12:00
DUNUは、ダイナミック型ドライバー1基と、バランスド・アーマチュア(BA)×4基、さらにマイクロプラナードライバー×4基の、合計9ドライバを搭載した有線イヤフォン「DK3001 BD」を11月28日に発売する。価格は79,980円。
型番最後の「BD」は「BrainDance」を意味しており、「Hyperdream=感覚的な心とつながるデバイス、音楽を聴くことは、五感と心の両方を刺激する体験。HyperDreamのような超現実的なリスニング体験に浸ってほしい」という意味が込められているという。
ハウジングは、航空宇宙グレードのアルミニウム合金の1つのブロックからCNCで作られ、ジルコニウム・セラミックでコーティング。高温で硬化されることで、独特の質感を持つ滑らかな仕上げを実現している。
ダイナミック型は、フラッグシップ「Glacier」と同じ高性能ダイナミックドライバーを搭載。振動板にはバイオダイアフラムを採用した。「豊かな没入感をもたらす低音の驚異的な伸びを提供する」とする。
また、BAドライバーは中音域と高音域の両方に採用。「中音域全体にわたって緻密なサウンドを、高音域はクリアでコクのあるサウンドを実現し、ボーカルや楽器を生き生きとした自然なリアリズムで表現する」という。
マイクロプラナードライバーは4基搭載し、従来のダイナミックドライバーやBAドライバーの能力を遥かに超える超高域を実現。同社は「卓越した高音域のディテールを備えた、空気感のある広がりのあるサウンドを体験してほしい」としている。
各ドライバーは独立した4チャンネルのサウンドガイドと電子クロスオーバー・システムによって緻密に制御。フィジカルとエレクトロニック・クロスオーバーのハイブリッドにより、正確な周波数特性が保証され、極めて一貫性の高い位相アライメントを実現した。
ケーブルは着脱可能で、2ピンを採用。二次精製工程を経て精製された高純度4芯単結晶銅ケーブルが付属。ケーブルはナイロンダンピングレイヤーに包んでおり、干渉を最小限に抑えている。
入力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスコネクターを含むQ-Lock Mini交換可能プラグシステムを装備。切り替えも可能。
イヤーピースは4種類同梱。「Balanced Eartips」は、幅広い音楽ジャンルに対応し、正確な再生とバランスの取れた素直なサウンドプロフィールを実現。「S&S Eartips」は、DUNUが独自に開発したもの。柔軟なシリコンのみで作られており、傘の外側と音のガイドチューブの両方がまっすぐな壁になっているのが特徴。「スタジオレベルのオーディオ再生を実現しながら、より優れた音場性能を提供する」という。
「Candy Eartips」はDUNUが新たに開発したもので、柔軟性のあるシリコン製の外傘を使用し、厚みのあるサウンドチューブでサポート力を強化。より豊かな空気感と密度の高いボーカルを提供する。
「Atmosphere Enhancement Eartips」はレッドカラーのダクトイヤーピースで、低域を増強。「Foam Eartips」は、ノイズ・アイソレーションを強化。低音の存在感を高めながら、オーディオソースのハーシュネスを和らげるとのこと。
他にも、新デザインのキャリングケース、保護イヤホン収納ポーチ、クリーニングブラシ、マイクロファイバークロスが付属する。
応答周波数は5Hz~40kHz。インピーダンスは26Ω。感度は108dB/mW(@1kHz), 124dB/Vrms(@1kHz)。