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KORG配信システム「Live Extreme」が4K HDRライブ配信に対応
2025年1月17日 15:00
KORG(コルグ)のインターネット動画配信システム「Live Extreme」が、4K HDRのライブ配信に対応した。
Live Extremeは、オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」を採り入れ、ロスレス/ハイレゾ/空間オーディオをサポートする動画配信システム。2020年9月の発表以降、これまで200公演以上のコンサートやイベントの配信に採用されてきた。
“業界最高音質”の配信システムとして、Extremeは“業界最高音質”の配信システムとして、過去4年間オーディオ面での強化を続けてきたが、ライブ配信時の映像品質は長らく4K SDRが上限となっていた。
17日にリリースした「Live Extreme Encoder v1.15」では、4K Ultra HD Blu-ray(UHD BD)でも採用されている4K HDRでのライブ配信に対応。幅広い明暗差による立体感や鮮やかな色調など美しい映像表現が可能となり、ライブビューイングや家庭向け配信の品質を向上するという。
また、4K HDR配信を実現するにあたり、Live Extreme Encoder v1.15には、H.265(HEVC)によるエンコード機能を追加。従来規格H.264の2倍の圧縮率を有しており、従来画質の配信もH.265映像で実施することで、配信会場や視聴者のインターネット回線負担や、配信サーバーのコストを抑える運用も可能となる。
4K HDR対応のほか、ラウドネス管理機能も追加。配信コンテンツのプログラム・ラウドネス(integrated loudness)を表示できるようになったほか、オーディオ入力のピーク・メーター表示を「サンプルピーク(dbFS)」から「トゥルーピーク(dBTP)」に変更できるようになっているという。