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Silent Angel、クロックジェネレータ「Genesis GC」。ネットワーク向け25MHzモデルも用意
2025年2月21日 08:00
完実電気は、Silent Angelのクロックジェネレーター「Genesis GC」を2月28日に発売する。10MHzのタイプの「GC-10M」と25MHzタイプの「GC-25M」をラインナップ。価格はオープンで、市場予想価格はどちらも237,600円前後。カラーはブラック、シルバーを用意する。
クロックソースへの干渉を減らし、可能な限り純粋なクロック信号を生成するというクロックジェネレーター。Silent Angel独自の超低ノイズ、高精度、低位相誤差のHi-Fiグレードのクロックテクノロジーを活用。「コストパフォーマンスの高いアップグレードソリューションでありながら、システムに優れたオーディオパフォーマンスを提供する」とのこと。
自社開発のSilent Angel TCXOを搭載。高精度のクロック回路によりネットワーク上の遅延とジッターが大幅に低減し、デジタル信号ノイズが最小限に抑えられ正確なデータ伝送を実現するという。
デジタルオーディオでは10MHzが一般的なワードクロック周波数だが、Genesis GCは、ネットワーク機器に最適化された25MHzもラインナップ。25MHzまたは10MHzのいずれかを選択できる。
ノイズに敏感な音響機器専用に設計、軍事レーダー用基準に基づき新規開発した電源回路「Silent Angel Power Module」を搭載。安定した超低リップル電源を提供し、最適なパフォーマンスを保証する。
シャーシはアルミ合金製。シールディング効果を高め、漏洩磁束をコントロールし、さらに振動、ノイズ対策も実施している。
さらに、オリジナルテクノロジーであるEMIアブソーバーと高度な高周波フィルターをターミナル周りに配置。筐体内部で発生するEMI(電磁ノイズ)を吸収させている。
クロック出力端子はどちらのモデルも1系統で、金メッキ仕上げのBNC(50Ω、矩形波)。外形寸法は200×200×62mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.8kg。ACアダプターや電源ケーブル、BNCケーブル(50Ω)を同梱する。