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ニコ動、投稿動画の音声エンコードが最大576kbpsに。PCM/FLAC対応も
2025年3月12日 12:15
ニコニコ動画は、3月11日からサーバーエンコード時に生成される音声ビットレートを最大576kbpsに引き上げた。PCM/FLACコーデックの投稿にも対応する。高音質データを視聴できるのは、プレミアム会員のユーザーのみ。4月上旬にPC版ニコニコ動画、その後アプリ版ニコニコ動画、ボカコレアプリで順次対応を予定しているという。
ニコニコ動画では、投稿動画を配信に適したデータに変換するために、サーバー側でエンコードを行なっているが、従来は最大192kbpsまでしか生成できなかった。今回の対応により、投稿者が作成した動画音声が、よりオリジナルに近い形で視聴者に届けられるようになる。
320kbpsの高音質データが生成されるためには、投稿動画が「オーディオビットレートが256kbps以上」「オーディオコーデックが非圧縮(PCM)、または可逆圧縮(FLAC)」を満たしていることが必要。576kbpsの場合は、サンプリング周波数88.2kHz以上が条件となる。
上記の生成条件を満たしていれば、プレミアム会員を含むすべての投稿者が高音質データを生成できる。ただし、すでに投稿した動画は高音質になることはない。
ニコニコ動画では、高音質対応のリリースを記念して、3月11日から24日までの期間、すべての動画で「動画上書き修正機能」が利用できるキャンペーンを開催(通常「動画上書き修正機能」は、投稿後24時間以内の動画でのみ利用可能)。キャンペーンに参加したユーザーの中から抽選でAmazonギフトカードをプレゼントする企画も用意している。
詳細はキャンペーンページを参照のこと。