経済困窮世帯への地デジチューナ配布を10月受付開始

-NHK受信料免除世帯が対象。窓口や専用ページを開設


受付期間:2009年10月1日~12月28日


 総務省は15日、経済的に困窮度の高い世帯に対して無償で簡易地上デジタルチューナを配布する事業について、簡易チューナの申し込みを2009年10月1日から12月28日まで実施すると発表した。

 同事業は、2011年7月24日の地上デジタル放送完全移行に向けた、経済的に困窮度の高い世帯(NHK受信料全額免除世帯)に対し、簡易地デジチューナを配布するもの。チューナの納入業者は、株式会社アイ・オー・データ機器と株式会社バッファローの2社に決定しており、両社は2010年3月までに合計60万台を納入する予定。

アイ・オー・データの配布用チューナのイメージバッファローの配布用チューナのイメージ

 支援の対象者は「生活保護など公的扶助を受けている世帯」、「障害者がいる世帯で、かつ世帯全員が市町村税非課税措置を受けている世帯」、「社会福祉事業施設に入所している人」のいずれかに該当し、NHKの放送受信料が全額免除となっている世帯。

 これらの対象者については、総務省地デジチューナー支援実施センターに支援を申し込むことで、簡易チューナの無償給付やアンテナ工事などの支援が受けられる。

 NHKから受信料全額免除証明書が届いている世帯については、申込書とともに全額免除証明書を同封し、支援センターに送付することで、支援を受けられる。総務省では地デジ受信支援専用のページを立ち上げて、具体的な申請方法について案内している。

 また、申し込み等に関する問い合わせ窓口も設置。申込書も同窓口で10月1日より問い合わせに応じて送付するほか、各市区町村やNHKの窓口に用意している場合もあるという。

連絡先:総務省地デジチューナー支援実施センター
    Tel.0570-033840

(受付時間:平日午前9時~午後9時、土日祝日 午前9時~午後6時)


(2009年 9月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]