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限定499台「HiBy The Golden 10th Anniversary Set」、NiPOのMagSafe小型アンプ「A100」

HiBy The Golden 10th Anniversary Set

「春のヘッドフォン祭 2025」が4月26日に東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で開催。ここではミックスウェーブ、オリオラスジャパンのブースをレポートする。

ミックスウェーブ

R6Pro Max Anniversary Edition

ミックスウェーブのブースでは、HiByとFAudioのコラボ第2弾となるDAPとイヤフォンのセット「HiBy The Golden 10th Anniversary Set」を展示。全世界499台限定で、発売時期、価格はともに未定。

DAPは「R6Pro Max Anniversary Edition」で、DACに「ES9039MS Pro」をデュアルで採用。オペアンプには「AD8620」をデュアルで搭載する。出力端子は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスをヘッドフォンとラインでそれぞれ搭載。筐体はチタン製。

イヤフォン「HiBy × FAudio Golden 10th Anniversary IEM」は、超高域にピエゾドライバー×1基、高域/中低域にバランスドアーマチュア×5基、低域にダイナミック型×2基を搭載した、5Way8ドライバー構成のハイブリッドイヤフォン。コラボモデルとして、DAP側に合わせたチューニングを施したモデルになっているとのこと。

HiBy × FAudio Golden 10th Anniversary IEM

DAC「R6Pro MAX」も参考展示。こちらは5月頃発売予定で、価格は未定。Anniversary Editionと同じ名称となっているが、オペアンプに「AD8620」非搭載で、OPA1612×6基、OPA1622×4基で構成されている。筐体素材もアルミ製となっている。出力端子などはAnniversary Editionと共通。

R6Pro MAX
筐体の形状はAnniversary Editionと同じ

Unique Melodyブランドからはイヤフォン「Mest Jet Blak」が参考出展。DD×1基、BA×4基、ES×2基の空気伝導4ウェイに加え、骨伝導もCBA×2基、PE×1基の2ウェイで構成されるハイブリッドイヤフォンとなっている。6月頃発売予定で、価格は未定。

Mest Jet Blak

25日に発売された新イヤフォン「UM Stardust」も試聴展示を行なっている。筐体は、航空宇宙グレードの医療用チタンを3Dプリント成形。DD×2基、BA×4基のハイブリッド構造で、「暖かいボーカルとキレの効く楽器の音色を奏で、4wayクロスオーバーが全ての帯域を統合し、洗練された音の相乗効果を生む」とのこと。

UM Stardust

Campfire Audioからは「ALIEN BRAIN」「AXION」のイヤフォン2機種を参考出品。ともに発売時期、価格は未定となっている。AXIONはエントリーモデル「COMET」の後継機という位置づけになっているとのこと。

ALIEN BRAIN
AXION

Beat Audioブランドからもイヤフォン向けリケーブル「Silversonic MKVIII」と「Supernova MKIII」に加えて、名称も決まっていないプロトタイプのケーブルも国内初展示されている。発売時期と価格は全て未定となっている。

Silversonic MKVIII(左)、Supernova MKIII(中央)、プロトタイプのケーブル(右)

オリオラスジャパン

XD05PRO

オリオラスジャパンのブースでは、xDuooブランドのDACアンプ「XD05PRO」の専用モジュール「WM8741 DACカード」が展示中。Wolfson製DACチップ「WM8741」をデュアルで搭載し、ジャズ、クラシック音楽、ボーカル中心の楽曲に適した全帯域でバランスよく温かみのある音質設計となっているとのこと。5月15日発売で、価格は3万円いかない程度とのこと。

見えにくいがWM8741 DACカードを装着している

LUXURY&PRECISION(楽彼)ブランドからは、DACにAD1955をデュアルで搭載する、DAP「E7」専用モジュールを参考出展。5月中の発売を予定しており、価格は13万円以下になる見込みとのこと。

左が装着前のもので黒いシールで覆われている。右がE7に装着済みの状態
AD1955のアイコンが刻印されている

NiPOブランドからは、小型DACアンプ「A100」を参考出展。5月中旬発売予定で、価格は5.5万円前後の見込み。ADI社の高性能USBアイソレーションを搭載し、スマホと接続した際に、オーディオに悪影響を与えるノイズをカットするほか、高精度クロックを採用し、信号のエラーも低減するという。バッテリー搭載、MagSafe対応でiPhoneの背面に装着可能でコンパクトに使用できる。DACにはES9039Q2Mを採用。

A100
3.5mmと4.4mmバランスを装備
カラーバリエーションはまだ検討中とのこと

新たに取り扱うブランドとして、Forte Earよりフラッグシップイヤフォン「MACBETH」と、ハイエンドイヤフォン「MEFISTO」を参考出展。MACBETHは5月中発売予定で、価格は60万円前後の見込み。MEFISTOは、発売時期は未定で、価格は45万円前後の見込みとなっている。

MACBETH

オペラなどの視聴に適した音質を目指しているブランドで、深い低域とボーカルの表現に注力しているのが特徴だという。MACBETHはBA×5基、EST×4基、BC×2基で構成されたハイブリッドイヤフォンで、倍音振動を強化するA.R.Cなど特性をドライバーに緻密に活かしているとのこと。

MEFISTOは同ブランドの新作イヤフォンで、ツイータ「ARIA」を搭載し、A.R.CやD.I.S構造など独自技術を盛り込み、「誘惑する低域、魔性の歌声を描いている」としている。ドライバー構成はBA×4基、DD×2基、PD×1基。

MEFISTO