パイオニア、実売約18,000円のDJ用ヘッドフォン

-遮音性向上でモニタリングしやすく。プロ向け


クロームブラック(K)

 パイオニアは、DJ用ヘッドフォンのプロフェッショナルモデルとして「HDJ-1500」を6月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,000円前後。カラーはクロームブラック(K)とディープシルバー(S)の2色。

 50mm径のユニットを採用したDJヘッドフォン。磁気回路には強磁力希土類マグネットを搭載。強度も重視したという38μm厚の振動板を採用し、低域から高域まで音をバランス良く再現するCCAWボイスコイルも搭載。豊かな低音と、クリアな中低域を実現したという。

 また、従来モデル「HDJ-1000」と比べ、音圧レベルを1dB向上させた108dBとし、インピーダンスは32Ωに下げ、感度を向上。接続する機器を選ばないという。再生周波数帯域は5Hz~30kHz。最大入力は3,500mW。


ディープシルバー(S)

 遮音性も向上。新たに小容量のチャンバー(空気室)を設けることで、従来モデルと比べ、300Hz~1.3kHzの中低域における遮音レベルを約4dB向上させた。これにより、外部からのノイズに対する遮音性能がアップ。大音量が流れるフロアで使用する場合でも、モニタリングがしやすいという。

 耐久性も重視。可動部のハンガーやヒンジ受け部にはマグネシウム合金を採用しているデザインは「ソリッド&パワフル」をコンセプトにしており、ハウジングには光が反射する「スピンフィニッシュ」を採用している。

 イヤーパッドには低反発ウレタンを採用。長時間のDJプレイによる疲れを低減しているほか、プロテインレザーを使った耳覆いタイプの別売パッド「HDJ-EP01」に付け替える事もできる。

 ケーブルは片出しで、1.2mのカールコード。着脱可能になっている。入力はステレオミニ。ケーブルを含まない重量は285g。キャリングポーチや標準プラグへの変換アダプタを同梱するほか、別売のヘッドフォンケース「HDJ-HC01」も利用可能。



(2012年 4月 10日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]