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hibino/iBasso、2万円を切るDSD対応USB DAC/ヘッドフォンアンプ「DH1」

 ヒビノインターサウンドは、iBasso Audioと共同開発したUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「MICRO PRECISION DH1」を6月13日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,980円前後(税込)。日本のマーケットニーズに対応するため新たに立ち上げたブランド「hibino/iBasso」の第1弾製品で、5.6MHzまでのDSDや192kHz/32bitまでのPCM再生に対応する。

 USB DAC内蔵のヘッドフォンアンプで、バッテリは内蔵せず、電源はUSB経由で供給する。DSD64(2.8MHz)/DSD128(5.6MHz)のネイティブ再生のほか192kHz/32bitまでのPCMなど、現在利用されているほぼすべてのハイレゾミュージックを再生できる。

 USB接続時の対応OSはWindows XP/Vista/7/8と、Mac OS 10.6.3以降。専用ドライバを利用(MacはOS標準ドライバ)し、DSDはASIO 2.1/DoP(DSD over PCM)の両方に対応するため、ネイティブ再生が行なえる。2系統の独立したクロックで制御するアシンクロナスモードを採用し、44.1/88.2/176.4KHz、DSD 2.8/5.6MHzと、48/96/192kHzの2系統のクロックを変換することなくDAC転送できる。

背面

 出力は200mW×2ch(16Ω)で、対応ヘッドフォンインピーダンスは16Ω~300Ω。出力は3.5mmステレオミニを2系統装備し、ヘッドフォン出力とライン出力として利用可能。64ステップのデジタルボリュームを搭載し、左右の音量差(ギャングエラー)が少なく、どの音量でも高音質を楽しめるとしている。

 本体はアルミニウム削り出しとなっており、熟練した職人によるハンドメイドのヘアライン加工を施している。周波数特性は10Hz~45kHz、SN比は120dB。外形寸法は52×93×12mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約82g。

(臼田勤哉)