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ファイナル、最上位ハイブリッドヘッドフォンは40万円?

Heaven 8など新シングルBA。ヤマハも新ヘッドフォン

会場の中野サンプラザ

 5月10、11日に開催の「春のヘッドフォン祭 2014」において、ファイナルオーディオデザインは、フラッグシップヘッドフォン「PANDORA HOPE IV」などの未発表製品を参考展示した。ここではファイナルオーディオとヤマハのブースについてレポートする。

最上位ハイブリッドヘッドフォン「PANDORA HOPE 10」など

PANDORA HOPE 10(左)、PANDORA HOPE 8(右)

 ファイナルオーディオは、バランスド・アーマチュア(BA)とダイナミック型ドライバを両方搭載したヘッドフォン「PANDORA HOPE」シリーズの上位モデル「PANDORA HOPE 10」と「PANDORA HOPE 8」や、シングルBAのカナル型イヤフォン「Heaven 8/7」を参考出展した。いずれも今夏の発売を予定している。

 「PANDORA HOPE 10」は、50mmの新設計ダイナミック型ドライバと、BAドライバを搭載したハイブリッド型のヘッドフォンで、アルミニウムハウジングの採用が特徴。ダイナミック/BAと異なる方式のドライバを搭載するものの、ネットワークを利用せずに、スムーズな音のつながりを実現した点が特徴という。

 ハウジングはアルミニウムとステンレスを組み合わせ、24金メッキ加工を施すなど上位モデルらしく質感にもこだわった。重量は約640g、価格は未定だが「40万円ぐらいになるかも」とのこと。

 「PANDORA HOPE 8」は、搭載ドライバはHOPE 10と同じだが、ハウジングがステンレス+ABSとなり、チューニングも若干変更しているとのこと。重量は540g。価格は未定だが、20万円台となりそうだ。なお、PANDORA HOPE 8のみ、試聴も可能となっていた。

PANDORA HOPE 10
PANDORA HOPE 8

 Heaven 8とHeaven 7は、シングルBAユニットを搭載したイヤフォンで、Heavenシリーズの上位モデルとなる。両モデルの違いはハウジングの仕上げとチューニングで、いずれもステンレスハウジングだが、Heaven 8のみ鏡面仕上げかつ、金メッキ加工を行なっている。価格はHeaven 8が7万円前後、Heaven 7が6万円前後の見込み。ケーブル長は1.2m、重量は29g。

Heaven 8(左)、Heaven 7(右)
Heaven 8
Heaven 7

ヤマハ新ヘッドフォン「HPH-PRO400」

HPH-PRO400

 ヤマハは、密閉型ヘッドフォン「HPH-PRO500(45,000円実売前後)」と「HPH-PRO300(25,000円前後)」の中間に位置づけられる新モデル「HPH-PRO400」を参考展示。価格は35,000円前後の見込み。

 2012年末に発売した「HPH-PRO500」と同様の50mm径ドライバやコンパクトに収納可能な携帯性などの特徴を継承しながら、ハウジングの素材をPRO500のステンレスからABSに変更することで、価格を抑えている。iPhone対応のリモコン/マイク付きケーブルなどが付属し、ケーブルの脱着にも対応する。カラーはブラックとホワイトの2色。

 また、HPH-PRO300の新色となるレッドも6月に追加予定。レッドの追加により、エボニーブラックとレーシングブルー、アイボリーホワイトの4色展開となる。

HPH-PRO400
HPH-PRO300に新色レッド
HPH-PRO300は3色展開に

(臼田勤哉)