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オヤイデ、FiiO最上位ヘッドフォンアンプのIEMイヤフォン特化版「E12A」

 小柳出電気商会は、FiiOのヘッドフォンアンプ最上位モデル「FiiO E12」のバリエーションモデルとして、IEM(インイヤーモニター)イヤフォンに特化したセッティングの「E12A」を1月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

IEMイヤフォンに特化したポータブルアンプ「E12A」

 既存モデルの「E12」(オープン/実売18,000円前後)は、幅広いヘッドフォン/イヤフォンに向けたモデルだが、E12AはIEMイヤフォンに特化。「E12本来のパワフルさに加え、SN比の大きな向上により、IEMイヤフォン使用時においてさらなる高音質化を実現した」という。

 ヘッドフォン出力は420mW(16Ω)/400mW/(32Ω)/60mW(300Ω)。適応インピーダンスは16~300Ω。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。ゲインは12dB(High)と-1dB(Low)から選択できる。SN比は115dB以上。

アナログステレオの入出力を備えている。ゲイン切り替えも可能
側面。ベースブーストも可能

 オペアンプは、新日本無線製の「MUSES02」を採用。バッファには「LME49600」を使い、「IEMのポテンシャルを開放し、ポータブルオーディオ再生環境の可能性を数段上へと引き上げる」としている。

 また、バッテリ容量がE12の880mAhから、E12Aでは1,500mAhにアップ。連続駆動時間は12時間から20時間に伸びている。充電所要時間は約3時間。なお、E12に搭載している、擬似的に立体感をプラスする「クロスフィード」機能は省かれている。E12Aの外形寸法は65×123×14mm(幅×奥行き×高さ)、重量は166g。

(山崎健太郎)