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パナソニック、動画撮影対応ポータブルナビ「ゴリラ・アイ」。ゴリラ発売20周年

 パナソニックは、ポータブルカーナビ「ゴリラ・アイ」と「ゴリラ」の計4機種を6月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税込)は、7型液晶でカメラやFM-VICSも備えたゴリラ・アイ「CN-GP757VD」が75,000円前後。カメラ非搭載のゴリラは3モデルで、7型/VICS搭載の「CN-GP755VD」が65,000円前後、7型/VICS非搭載の「CN-GP750D」が55,000円前後。5型/VICS非搭載の「CN-GP550D」が4万円前後。

ゴリラ・アイ「CN-GP757VD」

 発売20周年を迎え、累計販売台数450万台を突破した「ゴリラ」シリーズの新モデル。GPSのほか、準天頂衛星「みちびき」、ロシア「グロナス」の3衛星に対応した“トリプル衛星受信”により、高精度に自車位置を測位するという。内蔵の16GBメモリに、3月7日開通の大井JCT~大橋JCT間を含む首都高速中央環状線全線など、最新の地図を収めている。設置は吸盤スタンドを使用する。

 AV機能としては、4機種ともワンセグ受信に対応。CN-GP757VD/755VD/750Dの3機種は、ワンセグ用アンテナ端子も備える。内蔵バッテリでのワンセグ連続使用時間は、前述の7型液晶3機種が約1時間30分、5型液晶の「CN-GP550D」が約2時間。ディスプレイの解像度は800×480ドット。最大出力2Wのスピーカーを内蔵する。CN-GP757VD/755VD/750Dは、Bluetoothも搭載。

7型/VICS搭載「CN-GP755VD」
7型/VICS非搭載「CN-GP750D」
5型/VICS非搭載「CN-GP550D」
CN-GP757VDは、背面にカメラユニットを装着

 ゴリラ・アイの「CN-GP757VD」は、CMOSセンサー搭載のカメラユニットを備え、ドライブ中の風景や、車両前方の交通情報などを常時録画可能。エンジン始動に連動して撮影する。付属のmicroSDHCカード(8GB)に、高画質モード(1,280×720ドット/27fps)で約2時間、標準モード(640×368ドット/13.5fps)で約14時間録画できる。画角は水平131度/垂直81度。常時録画中は、古い動画から順に上書きされるが、残しておきたい部分を上書きしないように設定することも可能。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264(AVI)。

 録画した動画は、CN-GP757VDで直接再生可能。撮影した場所の地図も同時に表示しながら確認できる。microSDHCカードを取り出して、パソコンでも再生できる。なお、パソコンで再生する場合は地図情報は表示できない。

 そのほか、ナビ機能の特徴として、ジャイロやオプションのOBD2アダプタ「CA-CS10D」により、衛星の届かない市街地や地下駐車場、トンネルでも自車位置測位精度を向上(CN-GP550DはOBD2非対応)。内蔵の16GBメモリに、「HDDタイプカーナビゲーション同等」(同社)という、1,295エリアの詳細地図を含む2015年度版地図データを収録。電話番号約3,070万件(個人宅 約2,360万件、職業別710万件)や、住所約3,700万件、あいまい検索約620万件、ジャンル検索約360万件などの検索用データベースも収めている。

 電源は、シガーソケットまたは別売ACアダプタを使用。外形寸法と重量は、CN-GP757VDとCN-GP755VDが176×21.5×113.8mm(幅×奥行き×高さ)、約365g。CN-GP750Dが176×19.5×113.8mm(同)、約355g。CN-GP550Dが128×17.9×86mm(同)、約205g。CN-GP757VDのカメラユニットは、51.4×44.5×54.7mm(同)、約75g。

(中林暁)