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ブラザー、防塵・防水でタフな「エアスカウター」開発。建設現場利用など

 ブラザー工業は7日、業務用ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter(エアスカウター)」の新しいコンセプトモデルとして、防塵・防水・耐衝撃性能を強化した「AiRScouter タフコンセプト」を発表した。1月13日~15日に東京ビッグサイトで開催される「第2回 ウェアラブルEXPO」に参考出品する。ブース番号はE25-39。

「AiRScouter タフコンセプト」の装着イメージ

 ブラザーでは、製造業における組立作業支援などの利用を想定した「AiRScouter WD-200A」を'15年に製品化。フレキシブルアームの先に備えたユニットを片目の前に装着し、光源から映像などが浮かんで見える。

 タフコンセプトモデルは「屋外でも使いたい」というユーザーの要望に応え、IP65相当の防塵・防水性能を採用しているのが特徴。使用後は水洗いできる。建設業界など、堅牢性が求められる場面での活用を想定し、ユニットを円筒構造にして耐衝撃性も強化している。

AiRScouter タフコンセプト
IP65相当の防塵・防水構造を採用

 画面位置を自在に変えられるフレキシブルアームや、ピント調整用のダイヤルを工夫し、グローブや手袋を付けたままでも操作しやすい形状を採用。コントロールボックスのボタンも押しやすい大きさにしたという。

 装着方法はアタッチメントでヘルメットに固定する。さまざまなヘルメットへの装着を可能とし、眼鏡やゴーグルの上からでも使用できる。

円筒構造で耐衝撃性を強化
アタッチメントヘルメットに装着
AiRScouter(エアスカウター)Tough Concept:Brother

(庄司亮一)