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Ayre、ヘッドフォンのバランス駆動やプリアンプ機能も備えたUSB DAC「CODEX」
(2016/1/28 15:21)
アクシスは、Ayre Acousticsの新製品として、USB DACとヘッドフォンアンプ機能、プリアンプ機能も搭載した「CODEX」を2月に発売する。価格は198,000円(税込)。
DAC回路には、USB DAC「QB-9」に使用した技術を導入、同時に対応ファイルも拡充し、DSD 5.6MHz、PCM 384kHz/24bitまでをサポートしている。DACチップはESSの「ES9018」を採用。
自然なインパルス応答を再現できるという、シングルパス16倍オーバーサンプリング/MP(ミニマムフェーズ)デジタルフィルタも搭載。インパルス応答でのプリエコーを根絶し、ポストリンギングもワンサイクルまでに抑えることで、ナチュラルな音の再現性を実現するという。ジッタフリーのアシンクロナス伝送にも対応する。
USBに加え、光デジタル入力も装備。こちらもロージッター仕様となっている。光デジタル入力は192kHz/24bitまでに対応する。
出力はアナログアンバランスのRCA、バランスXLRを各1系統装備。背面のアナログライン出力は、プリアンプモードとDACモードに切り替えが可能。プリアンプモードにした場合、パワーアンプなどとダイレクトに接続でき、音量調整ができる。
前面には標準のヘッドフォン出力、ステレオミニ×2のヘッドフォン出力を装備。ステレオミニ×2端子は、設定によって、シングルエンドのステレオミニ出力2系統用、もしくは1系統のバランス出力として使う事もできる。
アナログ部分には、高い位相特性を持つゼロフィードバック設計を採用。オペアンプを使わないディスクリート構成となっている。
さらに、ダイヤモンド回路も装備。コンプリメンタリーに組まれた出力トランジスタを上下対称に配置された初段トランジスタのエミッタフォロアでドライブし、高い電流駆動能力を発揮させながら高S/Nと低歪率を追求。それをホット/コールドの各々に持たせた完全バランス仕様となっており、フィードバックステージを排し、より高いS/N、低歪率と同時に位相直線性も極限まで高めたという。
電源部には、独自のディスクリート・リニアー・パワーサプライに、さらに磨きをかけたという“AyreLock”ボルテージ・レギュレータを搭載。通常のシングル・パワートランジスタ出力のレギュレータと異なり、あたかもコンプリメンタリー・プッシュプル出力回路の如く作動し、負荷の電流増大時には瞬時にプルアップして出力パワーを上げ、電流減少時には瞬時にプルダウンし、一定電圧を乱れなく保持するという。
外形寸法は55×230×137mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.4kg。