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液晶は1000Hz時代に突入!? ゲームショウで最新ゲーミングモニター見てきた
2026年9月18日 07:00
千葉・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2026」が開幕した。ゲーミングモニターブランドのブースでは、新商品に加え、初披露を謳う未発表モデルも多数展示されていた。本稿では各ブランドの未発表モデルを中心に紹介する。
なお、東京ゲームショウ2026は、9月17日から21日まで5日間に渡り開催。9月17日・18日はビジネスデイで、一般公開日は19日からとなる。1日入場券は3,000円で、小学生以下は入場無料。
ネイティブ1,000Hz駆動対応、LGゲーミングモニターはひっそり展示!?
ゲーム配信者・SPYGEA氏が出展するブース(ホール10・ブース番号10-C04)では、1,000Hzもの高リフレッシュレートに対応したLGエレクトロニクスのフルHD液晶モニター「25G590B-B」が展示されていた。
25G590B-Bは、NVIDIA G-SYNCをサポートし、かつネイティブ1,000Hz駆動に対応した世界初のゲーミングモニター。発売日は10月1日。価格はオープンで、市場想定価格は17.9万円前後。
サイズはeスポーツシーンで広く使用されている24.5型で、解像度はフルHD(1,920×1,080)。ネイティブ1,000Hzによって、極めて滑らかで鮮明な映像表示を実現。FPSをはじめとする競技性の高いゲームにおいて、プレイヤーの迅速な状況判断や正確な操作をサポートする。
パネルは、広視野角と自然で鮮やかな色彩表現を持つIPS型。VESA DisplayHDR 400認証を取得。sRGB 99%の広色域にも対応する。
次世代コンセプトモニターが5種類も!アイオーデータブース
アイオーデータブース(ホール8・ブース番号08-C23)では、フラッグシップラインGigaCrysta Sの4KミニLED液晶「LCD-GDU271JLAQD」(9万円前後)や、量子ドット有機ELパネルを搭載した「LCD-GDQ271UEL」(9.9万円前後)などの人気モデルを用意。
モニター画面上に動かないオブジェクトを表示することで、表示遅延などの影響を出すことなく、“画面酔い”を軽減できるとする新機能「酔い軽減アシスト」などのデモが披露されていた。
目玉は、“次世代のゲーミングモニター”を想定した5つのコンセプトモデルだ。
「DQHD OLEDゲーミングモニター」は、DQHD(5,120×1,440)解像度を持つ、アスペクト比32:9の49型有機ELモニター。緩やかに湾曲した画面で、レーシングやフライトシミュレータに最適な視界を提供。0.03msの高速応答も実現する。
「1000Hzゲーミングモニター」は、1,000Hzものリフレッシュレートをサポートした液晶モニター。サイズは24.5型で、解像度はフルHD。パネルはIPSとのこと。
「5K 5000 Zone Mini LED」は、5,000分割のローカルディミングが可能なミニLED液晶モニター。サイズは27型で、解像度は5,120×2,880。
「AIモニター」は、AIエンジンを内蔵したモニター。モニター側でソースに応じた超解像処理や画像チューニングを行なうことで、ソース側のGPU負荷を抑えながら高精細な映像が楽しめることを目指している。
「ゲーミングモバイルモニター」は、ポータブルサイズながら144Hz駆動もサポートするモニター。メタル素材による高い質感と、ゲーム用らしい背面イルミネーション機能も搭載する。解像度はWQHD(2,560×1,440)。
現場スタッフによれば、モバイルモニターは3万円台、その他のモニターは10万円台でのリリースを目指し、開発しているという。
なお、同社はほかにも、GigaCrysta Sシリーズの新製品として開発中の「LCD-GDQ271ULAQ」、GCFXシリーズの「EX-GDU271AD」も参考出展していた。
第5世代QD-OLED搭載のウルトラワイドモニター「MEG X」披露
MSIブース(ホール8・ブース番号08-N18)では、第5世代QD-OLEDパネルを搭載したウルトラワイドモニター「MEG X」が参考出展されていた。
同社は今年4月、RGBストライプ構造のサブピクセルをQD-OLEDパネルを使った34型ウルトラワイド「MPG 341CQR QD-OLED X36」を発売したが、今回参考出展したMEG XでもRGBストライプ構造の最新パネルを搭載している。
両機の主な差分は、「AIゲーミングアシスタンス」機能の有無。「MEG Xは映像の明暗や彩度を自動調整するAIビジョンやAI超解像などを備えており、既発モデル(MPG 341CQR QD-OLED X36)よりも高価になる」という。
なお、MSIは創業40年を記念したスペシャルなPCの発売を予定。MEG Xをベースにオリジナルのカラー・デザインを施した“MSI 40周年記念ゲーミングモニター”も準備しているそうだ。
ROGから720Hz対応のeスポーツ向け有機ELモニター
ASUSのゲーミングブランドROG(Republic of Gamers)のブース(ホール6・ブース番号06-N03)では、発表されたばかりのeスポーツ向け有機ELモニター「ROG Swift OLED PG259QWS Ace」が展示されていた。発売は今年後半で、価格は20万円前半を見込んでいる。
最大の特徴は、有機ELならではのコントラスト豊かな描写性能を保ちながら、最大リフレッシュレート720Hzをサポートしたこと。「世界で最も速いeスポーツ向けOLEDモニター」と謳う。
サイズは24.5型で、解像度はフルHD(1,920×1,080)。パネルはLGディスプレイ製のタンデムWOLED。ピーク輝度は1,700nitで、DCI-P3は99.5%をカバー。HDR10、Dolby Visionもサポートする。
さらに同社初という「ポジションセンサー」を搭載。モニター内部のセンサーが「チルトの角度」「スタンドの高さ」「視聴距離」を検出し、メニュー画面上に表示してくれる。
会場には、ブランド誕生20周年を祝った特別モデル「ROG Swift OLED PG27AQWP-G EDITION 20」(21.5万円前後)も展示。“本物”の24K金メッキを使用したスペシャルな外観で、来場者からも注目を集めていた。
初めての有機ELゲーミングモニターに最適かも? GIGABYTEモニター
AORUSのブース(ホール6・ブース番号06-C02)では、GIGABYTEブランドの有機ELモニター「GO27Q24G」が展示されていた。すでに発売済みのモデルだが、実売7万円程度で「MLA+技術を搭載したWOLEDながら、比較的価格も手ごろでコスパがよい。初めての有機ELゲーミングモニターに最適」とのこと。
サイズは27型で、解像度はWQHD(2,560×1,440)。対応するリフレッシュレートは最大240Hzで、応答速度は0.03ms。ピーク輝度は1,300nit。
会場には、この有機ELモニター(GO27Q24G)を埋め込んだ「AORUS MOD PC」(水冷式)も展示されていた。
HDRゲームをよりリッチに描写。カラーモード搭載ベンキューモニター
ベンキュージャパンのブース(ホール2・ブース番号02-C07)では、「MOBIUZ」ブランドの最新モニターを多数展示。新発売のWQHD液晶モニター「EX271QM/EX271QP」や、WQHD有機ELモニター「EX271QMZ」を実際に見ることができる。
新製品だけでなく、ベンキュー独自の機能「カラーモード」も大きくフィーチャーされていた。これは、ベンキュー独自の色再現技術を積極的に活用した機能。
具体的には、数百のゲームタイトルのアートスタイルを分析。そこで得分析結果から、色彩や光、コントラストをゲームジャンルに応じてブーストすることで、ゲーム映像をよりリアルに、よりクリアに、よりリッチに描写する。
会場ではゲームジャンル別に、カラーモード「ファンタジー」「Sci-Fi」「リアリスティック」の描写ON/OFFが比較体験できるようになっていた。
有機から液晶、モバイルモニターまで展示。深圳KTC科技
深圳KTC科技(ホール8・ブース番号08-N14)は、「KTC(Key To Combat)」ブランドを展開する中国の企業。1995年に創業後、30年以上に渡りディスプレイ業界で実績を積み重ねてきたという。
会場には高リフレッシュレートに対応したプロ向けのほか、有機ELタイプ、量子ドット搭載のミニLEDタイプ、モバイル向けなど、多数のゲーミングモニターを展示していた。
中国の液晶パネルメーカー「HKC」がゲームショウに登場
HKC(ホール11・ブース番号11-E25)は、中国・深圳に本社を構える液晶パネルメーカー。東京ゲームショウは、今年初参加。
同社は現在、国内で2つのゲーミングブランド(HKC、Koorui)を展開しているが、今年後半からは、より高性能で高機能なハイエンド「ANTGAMER」ブランドを国内に投入する予定。
その第1弾モデルが、1,000Hz駆動を実現したという24型液晶モニター「ANT25ASF」。今年中の投入を目指しており、価格は17万円程度を見込む。パネルはFast TNパネルで、解像度はフルHD(1,920×1,080)。応答速度は0.8msを実現している。
1,000Hz駆動の液晶モニターのほかにも、タンデムWOLEDパネルを搭載した26.5型モニター「ANT275ZQE」、世界初を謳う750Hz駆動液晶モニター「ANT257PF」も国内投入を準備しているそうだ。
調整はテレビでなくソース。サムスン研究所が「HDR10+ GAMING」アピール
サムスン日本研究所のブース(ホール9・ブース番号09-W22)では、認証プログラムの管理団体HDR10+テクノロジーズが展開する「HDR10+ GAMING」のデモが行なわれていた。
HDR10+ GAMINGは、近年増えつつあるHDR対応ゲームの映像をモニターやテレビで正しく表示できるように規格化されたもの。
例えばテレビの場合、映像モードを「ゲーム」に切り替えると、普段行なっている様々な映像処理をバイパスして映像遅延を最小限に抑えることが可能だ。しかし、映像処理をバイパスすることで、テレビの中には、ゲームのHDR映像が極端に暗くなってしまったり、反対に全体が明るくなりすぎてしまうなどの症状があるのだという。
そこでHDR10+ GAMINGでは、デフォルトのHDR輝度を自動的に調整することに加え、トーンマップを“ソース側”で処理するSBTMを実施。ディスプレイ側で処理をさせることなく、正確な色やコントラスト、輝度を低遅延で表示することができるようになる。
スタッフによれば、このHDR10+ GAMINGを動作させるには、対応のテレビ/モニター、対応のGPU、そして対応のゲームソフトという3点セットが必要という。
サムスンのテレビやモニター、海外で販売されているハイセンステレビなど、一部ディスプレイではこのHDR10+ GAMINGをサポートしているそうだが、「日本国内で発売されているモデルでは採用はまだない。HDR10+ GAMINGの魅力と認知を拡げ、採用メーカー、採用ソフトの拡大につなげたい」と話していた。




























